何故いままでなかったのか?それともわざと作らなかったのかは分かりませんが,ついに満を持して「東京湾岸警察署」が設置されました。警察署の名称については,首都高速湾岸線が通り,映画やドラマの認知度,警視庁のアンケート結果は,断トツで「湾岸署」だったそうですが,フジテレビの商標やテレビドラマ「踊る大捜査線」に強く影響を受けたと思われたくないために警視庁は「湾岸署」の名称採用に慎重だったそうですが,地元住民の希望が圧倒的だったことから名称を警視庁「湾岸警察署」に決定せざるを得ず,商標の関係から「東京」と云う地名を加え,警視庁「東京湾岸警察署」に決定しました。ここは,もう設置直後からお台場の新しい観光スポットになっています。3月31日に行われた開署式では「踊る大捜査線」主演の織田裕二こと巡査部長 青島俊作氏から祝電が寄せられ会場は笑いで和やかなムードに包まれたとのこと。もともとお台場は,東京都が都心の混雑を緩和するために臨海部の開発を進めた結果出来た埋め立て地(東京湾埋立13号地)です。あの有名なレインボーブリッジの建設や世界都市博覧会の開催予定によって続々と企業が誘致されました。ところが,平成7年に世界都市博覧会の中止が決定された途端,企業の進出や移転のキャンセルが相次ぎ、たちまち13号地は空き地だらけとなり、先に進出していた東京テレポートセンター等は第三セクターはどこもかしこも,大赤字となりこの地域を中心に事業を行っていた第三セクターは事実上破綻してしまいました。その後,平成9年にあのユニークな社屋で有名なフジテレビの移転,りんかい線の全線開通に伴い,さらにはテレビドラマ「踊る大捜査線」の大ヒットによってお台場の知名度も最高潮に達し、デックス東京ビーチ,東京ジョイポリス,アクアシティお台場,メディアージュを始めとした上質な商業施設やオシャンビューな高層マンション,ランドマークも続々と建設され今日の賑わいを見せています。
テレビ・映画「踊る大捜査線」での湾岸署
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