霞ヶ関の行政官庁が毎年作成している小難しい報告書に「白書」と言うものがあり(外務省だけはなぜか青書),総務省から平成16年版情報報通信白書なるものが発表された。パソコンだけではなく様々な端末から、職場や家庭だけでなく移動中を含めたあらゆる状況で「いつでも、どこでも、誰でも」インターネットを利用する状況になりつつあり、インターネットは国民に大きな利便・恩恵をもたらす、生活の必需品となりつつあり,簡単にネットワークにつながる「ユビキタスネット」と呼ばれる構想実現への方向に動き出したと認識されていた。よく最近ユビキタスと云う言葉が使われるが,ユビキタスとは、あらゆる電子機器がコンピューターを中介として結ばれ、いつでもどこでも誰でも情報やサービスを共有することができる情報社会のこと。白書は、自宅の安全を携帯端末で外から確認可能な「ホームセキュリティーシステム」に注目している。このほか、ICタグを使った食品の生産流通情報の表示システムや、ソニーが開発し,JRの「Suikaカード」に代表される非接触ICカードを使った生産管理などが実際運用され始めていることなどを紹介していた。ほかには,ブログと呼ばれる個人で簡単に作れるホームページの急速な広がり,ネットショッピング,ネット被害が挙げられている。ネットショッピングは,楽天やLivedoorの二極集中化が進み,ネット被害では,ウイルスの発見・感染が最も多く,ついで不正アクセス被害となっている。これも常時接続のブロードバンド(家庭用光ファイバー回線、ADSLタル加入者線)などの普及によるところが要因と思われる。これから,ネットに関わる生活は,どんどん便利になっていくんだろうけど,それらを操作する側にとっては,これからますます素人には難しくなっていくのだろうか?それともより簡単になっていくのだろうか?
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