取次営業orz

取次の営業とは何か

責任**能力

2010-07-29 | カースト制度
重要な仕事を任される人には責任能力が求められますが、取次の場合は責任"回避"能力が求められます。

簡単に言えば、"いかに営業の責任にするか(できるか)"ということです。

例えば、所謂責任販売や契約販売は、一定の条件を満たすことで報奨金が支払われるという企画が一般的です。
しかしながら、報奨率を決めずに報奨条件だけを提示して受注を取って来いというパターンがあります。いくら貰えるのかワカラナイ"契約"を書店は結ばなくてはなりません。締切は刻一刻と迫っています。

問題なのは、企画の作り手であるバラモンは、全く悪びれることがないということでしょう。
むしろ、いくらかわかんねぇけど報奨出してやるんだからありがたく思え、ぐらいに考えていることでしょう。
最終的にカスみないな報奨率になって書店にクレームを言われても、それは決まってもいない報奨率をオーバーに表現し、過度に期待させた営業の責任になります。

また、セット企画では彼らが昨年実績を元に推奨のセット規模を算出してくれることがあります。
しかしながら、文系が多いからなのか、おパソが不得手なのかわかりませんが、適切な推奨がなされているとは思えません。
推奨セットのまま書店に導入して、棚が溢れ返品増に繋がれば、やはり営業の責任です。「推奨はあくまで推奨、現場を見て実情を判断するのが営業の仕事だろ」と。

そうか。ということで書店に実情に合わせたセット数を申し込んだ場合はこうなります。
「推奨数から乖離した数を申し込んだ書店は調整します。」しかも、後になって言ってくるのが常套です。

つまり、何を何処にどう送るかはバラモンがコントロールする。それに伴って発生するクレーム、返品、その他の責任はシュードラに取らせる。
これが基本構造です。

統括系スタッフに置き換えると、
何の数字にどう報告するはクシャトリアがコントロールする。それに伴って発生する責任はシュードラに取らせる。

これは、物流系でも、eビジネス系でも、システム系でも置換可能です。
シュードラへの責任転嫁をスムースに行える者が、より高い評価を受けるでしょう。
管理職もそれを容認しています。

取次営業の皆さん、ここにバビロンシステムがあります。
まずは気づくことです。