「あぁ、そうそう。忘れるところだったわ。
お土産よね。はい、これ。」
きれいなリボンで包装された箱を手渡された。
「開けていいですか?」と言いつつ、リボンを丁寧に外した。
「えぇ!パーカーの万年筆じゃないですか。
いいんですか、こんな良い物を。」
「いいもなにも、もう貰ってきてるんだから。」
「いゃあ、欲しかったんです。
でも、何で分ったんでしょうかね。」
「あたしよ、あたし。官吏さまになるのって、教えちゃったの。
で、前田さんがアーシアに助言して、決まったの。」
「ありがとう、小夜子さん。感激です、ぼく。」
思わず小夜子の手を握り、激しく振った。
「痛い、痛いわ、正三さん。」
「小夜子、小夜子!」
茂作翁の呼ぶ声で、
「じゃ、またね。」と、小夜子が中に入った。
お土産よね。はい、これ。」
きれいなリボンで包装された箱を手渡された。
「開けていいですか?」と言いつつ、リボンを丁寧に外した。
「えぇ!パーカーの万年筆じゃないですか。
いいんですか、こんな良い物を。」
「いいもなにも、もう貰ってきてるんだから。」
「いゃあ、欲しかったんです。
でも、何で分ったんでしょうかね。」
「あたしよ、あたし。官吏さまになるのって、教えちゃったの。
で、前田さんがアーシアに助言して、決まったの。」
「ありがとう、小夜子さん。感激です、ぼく。」
思わず小夜子の手を握り、激しく振った。
「痛い、痛いわ、正三さん。」
「小夜子、小夜子!」
茂作翁の呼ぶ声で、
「じゃ、またね。」と、小夜子が中に入った。
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