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昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

スタンダール作 [赤と黒] 読後感

2025-04-13 08:01:00 | よもやま話

 人間の記憶って、ほんといい加減なものだ。というより、わたしの記憶がか?

 スタンダール作の「赤と黒」を読み返してみて、!!!だった。
赤=軍人、黒=僧侶だとばかり思っていたものが、まったくの見当違いだった。
そもそもが、職業を色で表していたのかどうかすら、怪しくなってきた。
 
 赤=情熱家=レーナル夫人
 黒=策謀家=マチルド令嬢(ラ・モール侯爵令嬢)
というのは、うがち過ぎか?
それとも、
 赤=情熱家=マチルド令嬢(ラ・モール侯爵令嬢)
 黒=愛の殉教者=レーナル夫人
こちらの方がピッタリくる? 
 
 高校時代に読みふけったというのに、ラストの、断頭台の塵となったジュリアン(=材木商の三男坊だったっけ?)について、まったく記憶がなかった。
軍人になっていたと錯覚したのはどうしてなのだろう。傲慢なマチルドを軍人となることにより手に入れたと思っいたのに。
そもそもが最後まで読み終えていたのかどうかすら、あやふやに思えるほどだ。
 
 それにしても、読書にしろ物語作りにしろ、ねばりがまったくなくなってきた。根気がまるでつづかない。
これが、体力というものだろうか。
高校時代には、それこそ徹夜してもなんともなかったし、書き続けていられたな。
それとも、これも記憶の産物?



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