昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (百三十一)

2011-01-04 12:41:34 | 小説
以上で、終わり!
の、筈なんだけど、
美佐っチの話だと、
・・。
でもこれって、
作り話よ。
そんなのあるわけないもん!
健二がね、
シャワーを浴びてる時に、
えりのお兄ちゃんが帰ってきたんだって。
えりはね、
ベッドに突っ伏してたの。
そしたらね、
・・・やっぱり、
作り話よ。

夢を見たのよ、
えり。
そうに決まってるわ。
えりのお兄ちゃんがね、
・・えりを・・
違うよね、
健二を間違えたのよね。
そうよね、
きっと、
そうよね。

「もういい、
もういいよ、
千佳。
夢だよ、
きっと。
夢を見ちゃったんだ。」
「そうだよね、
そうだよね、
違うよね・・」
千佳の奴、
僕の胸に泣き崩れてきました・・

茶目っ気たっぷりに話してましたけど
やっぱり、
相当にショックだったみたいです。
いえ、
ショックだったんです。
もっと早く、
話を止めさせれば良かったです。
兄貴失格です。


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