昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

原木

2024-03-07 08:00:00 | よもやま話

来週より、中学時代にはじまった創作活動時の、作品を載せていきます。
本来なら手直しをして、キチンとした作品に仕上げるべきなのですが、タイトルにもあるように、そのままの作品とします。

タイトルの「原木」とは?、
① 製材される前の、伐採した状態の木材。(Wikipedia)
② 加工をする前の、もとの木。(国語辞典)
③ 丸太や杣角(そまかく=材の縦面を斧などで粗く落とした木材のこと)を指す。(住宅用語)

「源流」とすべきか? とも思ったのですが、大げさすぎる気もします。
物事の始まりとか、水源とかいった意味ですよね。
余談ですが、日本国(日本列島沿岸部)の水源は、沖縄県八重山郡与那国町と定められているようです。

幼稚園時代から小学校卒業まで、短期間の引っ越しをくりかえしました(経緯を「ボク、みつけたよ!」に載せています)。
そんな状況では友だちができるはずもなく、団体生活にも慣れなかったみたいです。
ですが、小学5年生でしたか、福岡県中間市立仲間小学校において、奇跡的(といっても良いと思いますが)に2人の友人ができました。

佐々木くん、倉田くん、元気してますか? 
でも6年生の夏休みに引っ越しとなって、以来60年以上会っていません。
いま思えば、連絡先を聞いておけばと悔やまれます。
現代ならばスマホという便利な機器がありますがねえ。

タイトルに戻りましょうか。
山奥の小さな湧き水が、流れながれて大きな川となって海にたどりつきます。
そこには、ひとつの筋があります。
しかしわたしの子どもたち(作品群)は、いくつもの筋があります。
恋愛・時事・時代・少年期・青年期、そして大人のお話。

もうひとつ。
匂いです。川にもあるのかもしれませんが、原木にははっきりとした匂いがあります。
わたしの場合の匂いがなんなのか、まだつかんでいません。
わたしという人間にもルーツがあるはずです。
哀しい出来事でしたが、兄の死により、すこしの戸籍のルーツがわかりました。

手元にある過去帳には、もっと古い元号が書き込まれています。
江戸時代にまで遡れると思います。
ですが、わたしが求めるルーツは、それではないのです。
私がわたしたる、わたしのidentityを知りたいのです。
はじめて書いた詩(「風呂の帰り道」佳作という賞を頂きました)があります。
はじめて書いた物語り(というにはあまりに短文ですが。作文? これもまた賞を頂きました)があります。

現在手元に残っている作品で一番古いものは、「ハイネ詩集」からむりやり題材を取り出した「父と子の物語り」です。中学2年生? いや3年生かに書いたものです。
中学時代は本の虫で、2年生まで図書館に入り浸っていた記憶があります。
3年生になって、数人のグループに入れてもらいました。
土曜日の午後に(当時は土曜日も半日の授業がありました)、昼飯代わりに焼きそばを食べていた記憶があります。

それら習作の作品群を、手を入れることなく(誤字脱字だけは訂正します)行きます。
あまりにも稚拙であることはわかっています。
ただ、ひとり遊びの末に見つけた、物語り作りなのです。
わたしの匂いさがしに、ぜひお付き合いください。

 

 



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