日本と西洋の文化について考えてみました。
某テレビ番組で、聞いたことです。
立教大学教授 横山太郎氏の論です。
日本文化の特徴は、「余白をつくる、残しておく」ことだそうです。
例としてわかりやすいのが、絵画ですね。
浮世絵しかり、水墨画しかり、ですね。
室町文化の能楽において生まれた ということです。
「能面のような無表情」ということばがあります。
余白、まさにそれですね。
よけいなものをそぎ落として、一挙手一投足にて、表現しようとします。
感情を表現するにはは、顔の表情が一番でしょう。
ドラマなどで、「画面いっぱいの顔」って、迫力ありますもんね。
NHKの演出家で、和田勉さんと言う方がおられました。
あの方なんか、その手法を多く取り入れられていたとか。
ある人によると、和田勉さんが「画面いっぱい」の元祖だとか。
観客の想像力を、最大限にひきだそうということでしょうか。
キングスカレッジ、ラファウ・ザボロスキ博士の論です。
西洋文化の特徴は、余白のない世界です。
絵画において、キャンパスいっぱいに絵の具を塗りたくっています。
ある意味、一切の妥協を許さないものです。
と言うか、ある意味では「押しつけ」ともとれますよね。
「余計なお世話」と思えなくもないですが、正直こちらの方が楽ですよ。
余白があると、観る方でそれを埋めなくちゃなりませんからね。
「想像の翼」をフル活用する必要がありますからね。
音楽なんかだと、どうなんでしょう?
番組の後半では、初音ミクさんについて語られていました。
情けない話ですが、初音ミクという女性シンガーがいて、すごい人気者なんだと思っていました。
違うんですね、コンピューター内だけでの方なんですね。
次回は、そんな音楽やら小説なんかについて゜、考察していきたいと思います。
よろしかったら、あなたのご意見もお聞かせください。
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