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昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

涙、涙に、鼻グショグショ

2014-12-16 17:08:34 | よもやま話
「うげえぇ、うげっ!」

初っぱなから汚い言葉で、すみません。
本日は、胃カメラの日なんです。
この辛さは、経験された方ならお分かり頂けますよね。

昨日のことです。
「気が重いなあ。やっぱり、キャンセルしようかな。
ほら、明日は火曜日でしょ? 多いじゃないですか、出荷量が」
そんな弱音を吐くわたしに対し、対面のおばちゃんの叱咤の言葉です。

「なに言ってるの! 仕事より、体でしようが。
胸がムカムカするのは、心臓じゃなかったんでしようが。
だったら、胃しかないじゃないの。
胃カメラなんて、どうってことないわよ!」

「でもねえ。ストレスとは無縁なんだから、胃じゃないって」
なおも食い下がるわたしに対し
「ストレスがないというのがストレスなの。
少しぐらいなけりゃおかしいわよ。
とにかく、しっかり診てもらいなさい」

そして昨夜のことです。
夜の八時半頃だったか、食ストップです。
お茶だけはOKだということで、ここだけの話、アイスを頂きました。

♪富士の高嶺に降る雪も、京都先斗町に降る雨も♪
♪溶けて流れらりゃ、みな同じ♪

知ってます? この歌は。
アイスだって、胃の中では水になっちまいますからね。

先ずは、腹部エコーからです。
ゼリー状をヌルヌルとお腹に塗られて、グイグイでした。
まあ、結果は「セーフ!」でしたがね。
脂肪肝が中程度と診断されて、軽度の脾腫は「問題なし」の診断が出ました。
やれやれ。

そしてそして。
いよいよ、地獄の責め苦です。

あめ玉の麻酔かと思いきや、こちらもゼリーなんですね。
もう少し美味しくしてもらえませんかね、なーんちゃって。
今日は、わたしの主治医が担当なのです。
すべてをご存じのDr.なのです。
“優しくしてね”
言葉にできない気持ちです。

「大丈夫、大丈夫。胆石を取ったときを思えば、ちょちょいのちょい、だから。
あのときは、二、三十分はかかったけど、今度は五分足らずよ」
「でも先生。あのときは麻酔で寝ちゃってましたから。
今度も、そんなわけには、いきませんよね…はい」

あゝ、書きたくありません。
「うげっ、うげっ、うげえぇぇ」
「痛つっ!」
わたしの気持ちを無視して、ズンズンと中へ中へ入ります。
「今食道を通ってるよ。胃の入り口だから。ここが、十二指腸への入り口ですよ」
そんな説明は良いですから、早く止めてくださいよ。
お腹の中で、縦横無尽に暴れ回る、にっくき胃カメラめ。
よおく分かるんですよ、今どの辺にいるのかが。

「あゝ、胃炎がひどいねえ。思ったよりやられてるわ。
これじゃ、胸がムカムカするわけだ。
ピロリ菌の検査しましょう。居るよ、これじゃ」
いいです、いいですから。
なんでもいいですから、早く抜いてくださいな。
あっ、待って。ゆっくり、お願いします。
早く動かれると痛いです。

口元に敷いたタオルハンカチ、ベタベタですがね。
うわあ、唾液が口の中にたっぷりです。
苦くて、飲み込む気にはなりませんて。
看護師さんが差し出してくれたティッシュが、こんなにも嬉しく感じられるとは。
ついでに、鼻もかんじゃえ!


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