昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (百四十九)

2011-01-31 20:58:38 | 小説
Hi!千佳だよ~ん。
困っちゃった。
お母さんさ、
少し長引きそうなのよ。
なんでもね、
癒着が起きちゃったらしいの。
千佳には、
ちんぷんかんなんだけどさ。
ひょっとすると、
再手術するかもしれないって。

お父さんはさ、
もうカンカン!よ。
医療ミスじゃないのか!って、
憤慨してるみたい。
お医者さんに言わせると、
お母さんの動き過ぎなんだって。
やっぱさ、
お父さんよ。
何やかやと、
お父さんの世話を焼いてたみたい。
ほらっ、
会社から病院に直行してるでしょ?
着替えもさ、
少しは用意してたんだけど、
洗濯をね、
お母さんがしてあげてたみたい。
なーんにもできないんだもん、
お父さんは。

千佳が洗濯?
いゃあよ、
そんなの。
お兄ちゃんのまではやって上げるけど、
お父さんのはさ、
やっぱ臭いじゃん!
うーんと、
何て言ったっけ?
そうそう、
それ。
加齢臭って言うの?
それ!
でもま、
仕方ないから洗濯してあげることにしたわ。
これ以上長引いたら、
厭だもんね。
でね、千佳がね、
水曜日と土曜日にお泊りすることになったの。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿