遠野なんだりかんだりⅡ

遠野の伝承芸能・民俗・歴史を書きたい時に思いついたままに

石鳩岡神楽・土澤神楽合同公演 其の参

2024-03-20 16:54:33 | 郷土芸能

20日は彼岸の中日、菩提寺護持会の総会でした。今年は役員改選もあり、

昨年出席できなかったぶん、働いてきました。笑

 

それにしても昨夜から今日の日中まで雪、素直に春の訪れとはなりませんね!

 

それでは、合同公演の最後です。

 

6番目 石鳩岡神楽さんで 橋掛け

 

どちらかと云うと土澤神楽さんが得意な演目という認識です。

 

2月に行われた土澤神楽さんの舞初めでは、この演目に石鳩岡神楽さんが

お手伝いしていたので、この日は逆だったのかも・・・。

 

内容については、今年2月14日の土澤神楽舞初めを見て下さい。

 

大出早池峰神楽系の駒木神楽では橋引き、同系鱒沢神楽では橋かけ狂言、

大迫岳系塚沢神楽の明治33年太田代本では橋掛けの舞とあります。

 

この寸前までは、きわめて厳かに神子の託宣などが行われていたのに・・・

 

こんな時でもないと付ける機会のない面を付けた人たちが大勢登場し、

 

橋に使う御神木を会場内を曳いて歩くといった態です。

 

場内をゆっくりと廻り、みんなで戻ってきて終了です。

その間の詳細については、会場に来て実際に見て確認ください。

 

7番目 土澤神楽さんで 三韓

 

神宮皇后の舞から

 

神宮皇后の前に出てきたのが、善人なのか悪人なのか・・・顔つきは悪人

 

では、この二人は?

 

どう見ても強そうで恰好良さそうなので、この人が武内宿禰?

 

では赤い顔の人は?

 

などと考えている内に、くずし舞になりました。

見た目で人を判断してはいけないようです。笑

 

最後は権現舞

 

三台折権現舞

 

お神酒のラベルがちらっと見えました、うれしいことに国華の薫でした。

 

最初の権現様は石鳩岡ので、最後は土澤神楽のです。

土澤神楽さんは神事に出席とのことで、早めに会場を後にする都合があり、

石鳩岡神楽さんが土澤神楽さんの権現様で、権現舞をするというレアな舞に遭遇です。

なんだかジーンときました。

両神楽の今後、益々のご繁栄をお祈りして終わりです。

コメント (4)
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