とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

連絡帳でのやり取り

2008-05-22 | 学校生活(1年生)
先日、スクールバスの試乗会なるものがありまして、ぶーちゃんと一緒にスクールバスに乗って学校に行ってきました。

普段もPTAのお仕事でちょくちょく学校に顔を出すのですが、なかなかぶーちゃんの様子を見る暇がなくて・・・実はこの時初めてぶーちゃんがどんなふうに先生方と朝の準備をしているのかっていうのを見る機会に恵まれたんです。

で、見た感想ですが・・・やる気のなさにビックリ

とばっさり切り捨てるとなんですが~もう少し出来るはずなのに、なんか意識が集中していないんですよね。
靴を履く時も背中がぐんにゃりして力が入らない。
体操服に着替える時も先生が袋から体操服を出してくれているのに、あさっての方向を向いている。

もー、全然ダメ!

挙句の果てに、私がいるのに気がついたせいか、はたまた窓を開けて気分よく風に当たっていたのに、朝の会が始まってしまってブチ切れたか大パニック。
私が見ている朝の会の間、ずーっと暴れて先生にホールドされる始末。

「も~何やってんだよ~」って気分で・・・がっくりしちゃいました

その後、たまたま先生と少しだけお話しする時間が持てたのですが、朝の会については先生方もビックリしていましてね・・・。
入学して初めてこんなにパニックを起こしたそうです。
「お母さんを探してきょろきょろしていたみたいですし、いつもと違うって感じちゃったのかもしれませんね。いつもはこんなじゃないので大丈夫ですよ」と言って慰めてくれたので、少々安心しました。
が、問題は朝のお支度の件です。
先生も「靴がはきにくいみたいで」と言って少々苦労されているご様子。
とりあえずその時は何も言わず戻ってきたのですが、よくよく考えてみると、家でやっている方法と学校でやっている方法がちょっとだけ違っていることに気がついたんです。

たとえば靴を履く時。
保育園の最後の頃、ぶーちゃんは立って靴を履く練習をしていたみたいで、あまり座ってはこうとはしませんでした。
逆に地べたにべたっと座って靴を履くのは、力がどうも入りにくいみたいで(筋緊張が弱いのはやっぱりこういう所ですね)背中が変に丸まったりして時間がかかっちゃうみたいなんです。

そして小学校ですが・・・場所がそんなに広くないので、すのこの上とかに腰をおろして、リュックを背負ったまま靴をはこうとしていました。

・・・段差はなくほぼ地べたでの作業の上、リュックを背負っていたら背中も丸まりますねぇ・・・

しかも背中が丸まったままぽーっとしているのは、意識が全然集中していない証拠なんですよね。そんな状態で先生の手を借りてマリオネットで靴を履こうとしても、ぶーちゃんにしてみれば「今自分が何をやっているか」という事が、全然意識に入らない事もあり余計にてこずってしまうみたいなんです。

そこで、連絡帳に「家ではこんな風にやっています」と別紙のメモを入れて先生に伝える事にしました。

靴の場合ですが・・・

●地べたで座ってやると力がうまく入らないので、出来れば小さな椅子みたいな所でやらせてみてほしい。

●靴を見て「靴を履く」と自分で意識すればもう少しスムーズに靴が履けると思います。
なので、意識が散漫でよそを向いている時には視界を手で軽く遮って(こうするとふっと一瞬我に帰ります)その後やるべきものの方向を向くように仕向けてほしい。
(靴の場合ならば、足をちょんちょんと触る)
そこで視線が靴の方へ向いたらいきなり手を貸すのではなく、「ぶーちゃん、今何やってる?」と声をかけてください。(再び足をちょんちょんと触るのも可)
ここまで出来れば手を貸さなくても靴をはこうとし始めるはずです。

要するに。
見ればできるのに、見ないから出来ない。
ぶーちゃんはこれが非常に多い。
なので、出来るだけ自分が今何をやっているのかを自分自身で見させる事、そして見たことによって今やるべきことを理解すること。
この2つの段階が大切なんですよね。

今まで学校側には「靴は少し手を貸せば一人で履けます」みたいなことしか伝えてませんでした。
でも、それ以外にも「背中が丸まる時には力が入らなくて靴が履きにくい」とか「意識が散漫な時には、靴を履かせようとしてもやる気が出ずに出来ない事が多い」みたいな具体的な事までは伝える事ができませんでした。

が、このメモをつけた日の連絡帳には、先生からの喜びのコメントが!

「椅子に座らせて、〈今、何している?〉の声掛けでいつもよりスムーズに靴を履くことができました!」

おぉぉぉ、良かった!頑張ってメモしたのが役に立ったわ~

家では何気なくしていて当たり前に思っていることが、実はぶーちゃんに対する働き掛けでは重要な役割をもっているんだという事。
そしてそれを伝えてあるかどうかによって、こんなにも介助する方の負担が変わるのだ・・・という事を身をもって体験しました。

これからも、色々な情報を先生方と交換しながら、一緒にぶーちゃんを見て行ければいいなぁと思った出来事でした♪



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