とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

ボラさんを増やしたい!

2008-12-16 | 学校生活(1年生)
私が今PTAで参加しているのは、どうしても家に閉じこもりがちになってしまう子供たちの為に年に数回土曜日にボランティアの方と一緒に公園遊びをしたりする企画を立てる部署にいます。
ちなみに活動中は子供のみの参加・・・つまり親は送迎のみ。
なので子供1人に対して1人マンツーマンでついてくれるボランティアが絶対的に必要な訳です。
ところが最近、このボランティアの参加人数が激減しているんですよね。
これが少々問題になっています。

基本的には福祉関係の学校に通う生徒さんとかに声をかけて賛同してくれた人たちに参加してもらっているのですが、学校での実習や職場実習などが増えている関係で以前のように参加する事が難しいという現状もあるらしくて・・・。
そして先生方にも協力を仰ぐものの、土曜日という公休の日でもあり、それぞれ家庭の事情もある事から「全面的にバックアップ」というスタンスにはなってくれない。
挙句の果てにはボラさんを当てにできないなら親子参加にしてみたらどうかという案まで浮上してしまうのだから目も当てられません。

なんでそんな事言うのかと思いますか?
もしこれが親子参加の活動ならば誰もこの企画には乗ってきてくれません。
これは子供の為の活動だけではなく、親に対するプチレスパイトの意味も兼ねている企画だからなんですけれど・・・基盤となるボラさんが確保できなければこの理念も簡単に崩れてしまうんですよね。

じゃ、なんで集まらないのかなぁ~??って話で盛り上がったんですが、結局のところ答えは出ませんでした。
でも、根底にあるのは「知的障害という見えない障害に対してどう関わったらいいのか見当もつかない」というような敷居の高さがあるからじゃないかなぁって話になったんです。

パニックを起こしたらどうしたらいいのか?
手を払って走ってしまう子供をどう対処したらいいのか?
なんとなく「大変そう」というイメージがどうしても先行しがちなのは否めないと思うんです。
実際私だってぶーちゃんがいるから色々考えるようになっただけですしねぇ・・・(汗)
だからこそ一人ひとりカラーの違う「超個性的」な子供たちを理解するのは不可能としても、前段階でもう少し子供たちの事を知ってもらう講座や機会があれば少しはスムーズにボラさんとして参加してもらえるんじゃないかという感があるんですよね。
単なる「ボランティア講座」ではなく、「知的障害がある人へのガイドヘルプ講座」見たいな感じでもう少し突っ込んだ形で出来ればいいんじゃないかなぁ~なんて個人的には思うんですよね。
他所の県などではそういう講座が開かれていたりするんですがね・・・さすがに私たちがやる訳にもいかず、またそういう活動をしている団体もパッとは思いつかずという状態で・・・(汗)
まだまだ修行が足りません。

私たちの住む所は福祉に関して手厚い部分があるように見えるんだけれど、実際には他の地域に比べてかなり遅れている所が目立つらしいんですよね。
(学校の先生までそういうんですもの~)
療育や相談機関が少ないのも問題だけれど、障害児向けの学童保育が全然稼働していなかったり、ヘルパーを始めとした一時保育なども全然需要と供給が見合ってなかったりと問題はてんこもり。

なんにせよ一番問題なのは、なんとなく様々な情報がクリアーになっていないって事なんだと思うんです。
療育施設、障害児向けのサークル、ボランティアサークル、学校での企画、新しい言語教室・・・などなど、子供たちの環境を少しでも良くしたいと思い立ち上げてくれる活動は少しずつ増えているんですよね。
でも、それがみんな単体で動いていて横の繋がりが無い。
だから活動がすごく狭い範囲でしか行われなくて、広がりが持てないんですよね。

そういう様々な機関を統括し、中核センターとしての役割を果たすのが「支援学校」の理念なんですけれどね・・・現実はとてもそれに対処できているとは思えません。
先生も足りないし、時間も足りない。
理念は大切だけれど、その理念を現実化するためのパワーにいささか欠けている感じがします。

それを盛り上げるのもPTAの大切な仕事ではないかと思う今日この頃なのですが、なかなか問題山積でうまくいかないんですよね。
でも、今保護者である私たちが諦めて放りなげると、私たちの後に続く子供たちがまた同じ様に大変な目にあってしまうんでね・・・。

まさに今が正念場。
どうやったらボラさんが増やせるか?
会社にいた頃、「どうやったらお客さんに満足してもらえるか」と言う事を考えていた時のように、知恵を絞っていきたいと思います。






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