ユナイテッド９３

今日はWOWOWで放送されていたこの映画をリアルタイムで見た。
2001年9月に起きたアメリカ同時多発テロを題材とした映画です。

ユナイテッド93

去年の夏、丁度別の映画を見に映画館に行ったのだが、その時にこの予告編が流れていて、見てみたいってその時思ったんですよね。
それが果たせず月日が流れてしまったのですが、偶然今日放送することをチェックしていた私。
膝を正して見ること２時間。
胸がずっとドキドキして目をそらすことが出来なかった。

ハイジャックされた機内の様子などが当然映像として残っている訳ない。
乗客が最後に家族に当てた電話や残されている数少ない情報からこの映画を作り上げたのだろうが、まるで自分がその機内にいるような気さえ起こるほど臨場感があった。
余計な事は一切無し。93便の離陸から墜落までを描いたこの作品は、多少の演出があったとしても大きな嘘は無いと思った。
そして、それが現実にあったと言うことを決して忘れてはいけないのだと思う。

もう一つ、WOWOWで何度か放送されている「9.11への道」というドキュメンタリードラマがある。
これは何故いくつもの警告があったにもかかわらずテロが防げなかったのか・・・というのをテーマにした前後編でトータル５時間もある再現ドラマなのだが、これがまた凄い見応えがあったんですよね。
テロの８年半前にNYで起きた爆弾テロから物語はスタートするのですが、その後のアメリカ政府や諜報機関の動き、そして敵方の様子など内容がかなり詳細であまりにリアルなんですもの・・・。
本当何処まで本当で何処まで演出なのか見ているうちに分らなくなりました。
そして実際、このドラマが放送された時にはアメリカ全土で賛否両論大騒動になったそうです。
これはまだDVD化されていないのでなかなか見るチャンスが無いと思いますが、何かのきっかけで見る機会があったら是非とも見てもらいたい一作です。

話は変って、この事件のあった日のことを私は今でも良く思い出します。
事件が起きた2001年9月11日・・・その日、私は相方と二人で外に夕食を食べに出ていた。その時、ぶーちゃんの出産まであと1ヶ月。週末には実家に里帰りする予定だった私は最後の外食とばかりに豪勢に焼き肉なんか食べさせてもらって浮かれていた（笑）

夜遅く帰ってきて、いつも通りテレビを付けた。
すると、テレビで何度か見たことのあるペンタゴンが画面の中で炎上していた。
あり得ない映像に「あら、何かの映画なのかしら・・・」と笑った私達だったが、それが現実に起きたことだと数分後に知ってからは、二人お風呂も入らずただじっとニュースを見ていた。
自国のことではないけれど、「何かとてつもない嫌な事が起き始めている・・・」って激しいショックを受けたんです。
あれから6年が経ったけれど、今でもその部分だけぽっかりリアルに覚えていて、この時期になると妙に胸騒ぎが起きるのです。
二度とあんな事が起きないように祈るばかりだ・・・。