とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

「鈍感力」を読んでみた

2007-07-14 | 映画・ドラマ
台風が近づいてきているせいもあって、今日は一日家に缶詰でした。
そんな時間を使って、先日図書館で借りてきた本を読んでみました。
某政治家が好んで使っていて有名になった本。
鈍感力」です。

少し前ですが、ベストセラーとして本屋さんでもテレビでも話題になっていましたよね。
その頃から興味はあったのですが、わざわざ買う気にならなかったので100件以上の予約が入っていたのですが図書館で予約しておいたんですよね。
で、それがようやく回ってきたのですが・・・読んだ感想としては買わなくてよかったかなって感じです(苦笑)

渡辺淳一といえば「失楽園」や「愛の流刑地」などの小説が有名ですが、これは生きる上でのヒントをまとめたエッセイ集らしいんですよね。内容はずばりこんな感じ。
推奨するのは、ずばり「鈍感であり続けること」。心身の管理から人間関係や仕事に至るまで、敏感すぎる人には良い結果が訪れないことを様々な事例で結論づけていく。   ~ amazon.comより~

本では事例を挙げつつ「あまりにも敏感な人は生きづらい」や「人の話をあまり深刻に受け止めずに受け流せる位の鈍感さが上にのし上がるためには必要だ」なーんて事を偉そうに・・・ではなく、懇切丁寧に綴っている。

いっていることはよく分る。
生きていく上で、鈍感である方が生きやすいっていうのも、多分真実だと思う。
でも、そうありたいと思っても周囲のことが気になったり、人の意見を真剣に自分の中に取り込んでしまう「敏感で繊細な人」はいるんですよね。
そういう人に「鈍感力をつけろ」と上から物言われたって返って苦しくなるだけだと思うんですがねぇ・・・。
しかもこの本、別に鈍感力を付けるためのヒントやテクニックを紹介している訳じゃないんですよね。
ただ、鈍感力を付けろ~付けろ~付けた方がこんなに良いぞ~って事を言っているだけ。

世の中そんなに上手くいくなら苦労しないよ・・・

読み終わった感想はそれだけでした(汗)
これなら五木先生の「生きるヒント」の方が私は好きだなぁ・・・(遠い目)

ベストセラーだからといって自分のツボにはまる訳じゃないとは知りつつ、久しぶりにはまらない本を読んだ気がしました(苦笑)
次は「女性の品格」を読んでみようかなぁ~これもベストセラーになってますよね♪
どんなのか興味津々です。

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