自分で考えてごらん

今朝、「本屋に行く用事があるのでついでに買うものがあるか」と娘に尋ねた。「あるある！」と娘。昨日の夕食の時、毎月買っているアイドル雑誌を買うのを忘れていた、と言って嘆いていた。「毎月発売日に買う」と決めていたのだそうだ。それなのに、忙しくて雑誌のことをすっかり忘れていたらしい。から揚げを食べながら、雑誌のことを忘れていた自分を責めていた。大好きなHey!Sey!JUMPに、知念くんに（？）申し訳ない気持ちだったんだろう。

「で、何を買うんだっけ？」と私。
すると娘、「自分で考えてごらん。」とニヤリ。
「自分で考えたほうが忘れないでしょ。」

思わず、私も笑ってしまった。
それ、いつも私が言ってることでしょ・・・。子どもは聞いてるんですね、コワッ。

自分で考えて、自分が決める。失敗も成功も、自分で受け止める。
その繰り返し。

「親」は、それを見ていてその全てを受け止める。それが、子どもを大人にしていくための子育てだと私は思っている。うまくできないと分かっていることでも、子どもにやらせることしかない。単なる失敗は「自己否定」にはならないから。失敗を責められ続けたり、何もせずに年を重ねて「自分にはきっとできない」と考える発想が、その後の子どもを苦しめる。

「決める」前に相談ができる環境があり、失敗しても受け止めてもらえた経験を重ねることで、子どもたちは失敗を乗り越えていける。見守られている安心感の中で、自分で考えて、自分が決め、失敗も成功も自分でしっかり受け止める、そんな経験を子どもにはさせたい。

【今日の名言】
「獅子の子は、いくたびか転び落ちながらも、一歩一歩這い上がる。
　はい上がるなかで、はじめて自立を会得する。」
　松下幸之助

【写真】とんさん、試験勉強中
勉強は楽しいね～。特に、自分が興味を持っていることについて知識を深めることは、とっても楽しい。

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