自力で治す －健康保険制度にもひと言－

38度を超える熱。離婚してから健康保険税が払えない私は病院へ行くことをためらう。前年の所得で算定される税金類。離婚や開業にかかる出費もあり個人的な収入が大きく落ち込んだ私にとって平成17年度は、お金が思うように入らないのに出て行くお金ばかりが大きいという恐ろしい状態だ。仕事は順調。それなのにお金の出と入に時間差があり、今、とにかく苦しいところ。税金類が「現状」にあう形で動き出すのは平成18年の7月頃かららしい。

これらは全て「自己責任」。計画性の無さが招いた結果か（と言われてもね～）。役所の窓口に相談に行ったものの「今の制度ではどうにもならない」という答え。それまでの「毎日」は自力でがんばるしかない。私は「こんなことくらいで死んでたまるか」と思うけれど、平成17年の暮れ「過去6年間で健康保険未加入が原因で診察の遅れなどにより死亡した人が少なくても11人、未加入世帯が130万世帯」あることが報道された。そもそも国民健康保険は「国民皆保険制度」なのではないのか？　まあ、そんなことを考えていても熱は下がらないので自力で治すことにした。

医食同源。
おばあちゃんの知恵袋をひもとき「とにかく体を休めること」と「ネギでしょー」ということ。などなどを実行。ストーブにヤカンをかけて湿度を上げ、部屋を暖める。布団にもぐりこみとにかく寝る。水分を十分に取る。夜中でも起きるたびに水分補給をした。うがいをする。焼きネギやら、刻んだネギたっぷりの納豆ご飯やらを食べる。そして、また、寝る。

と、がんばったもののそう簡単ではなかった。24日、お昼ごろには下がった熱がぶり返し、夜には38度3分に上昇。体中が溶けそうな痛みに襲われる。このまま体が動かなくなったらどうしよう、と思ったほど。25日の朝も38度近いまま。これはやっぱり西洋医学に頼るべきか～。

で、シナモン、ジンジャー、ブラックペッパーなど様々な漢方薬が入った「CHAI（チャイ） SPICE TEA」をがぶがぶ飲む。うがいだって、CHAIやら緑茶やらでしちゃう。そしてまた、早くに寝る。そうして昨晩、熱が下がりだす。ふっと「お、これは抜けたかー」と感じた。今朝、まだまだ体調は万全ではないものの、動こうとする気力と体力が復活。昨年、インフルエンザにかかり「薬が切れた時の苦しみ」を味わったが、全くそういうものは無かった。

この調子この調子。あせらずゆっくりと治そう。
追伸：私から風邪をうつされた友人の皆さま、本当にごめんなさい！ゆっくり休んでください。