自衛隊は、国家の暴力装置らしい。日本国を代表とするあのような偉い方が仰るので、間違いないのだろう。大人は怒るが、子供はそんなものかと思ってしまう。その暴力装置として呼ばれた自衛隊員10万人が被災地で支援、救護活動を行っている。自分の家族は二の次で、今、目の前の人命を救うことに徹している。日本国、日本人の生命と財産を命を懸けて守る自衛隊を暴力装置とし、その発言をケロリと忘れたのか10万人行け!とは、なんとも厚顔無恥なこと。普通の社会では通用しない。自衛隊の士気も下がるだろうが、それでも命をかけて頑張っている。隊長がゲキをとばし、自衛隊員一人ひとりが自分で士気を上げているのだろう。その上のリーダーである国家が、自衛隊を否定しつつ、行け!というのだから、支離滅裂な左巻きの極みだ。私は、自衛隊に感謝する。わが命を二の次につっこんでいく様子こそ、テレビでもっと報じねばならない。
自衛隊はレスキュー隊ではない。軍事訓練をしているからこそ、あそこまでできているのだという。日本経済を立ち直らせる前に、まず、目の前の人を助けねばならぬ。先決の最先端に彼ら、彼女らは居る。足を向けて寝られやしない。国家の暴力装置と言った本人は、自衛隊になんと命令しているのだろうか。土下座して頼んでいたとしたら、いいのだが・・・そんなこと生まれ変わってもしそうにない。自衛隊は軍隊である。軍隊としなければ、かわいそうだ。捕虜になっても捕虜扱いされないことも考えられ、これは日本という国にとっても損である。
今回の地震、津波、原発事故は想定外だと言った。想定外はいくらでも起こる。まさか!と思うことがないと思っているほど、この国は平和だと思っているらしい。日本を狙う国家はまわりにいくつかある。その一国でも、日本を侵略しようとしたら、ミサイルを撃ち込んできたら、それもまた想定外なのだろう。想定外として、慌てて自衛隊を出すのだろう。アメリカは、大切な関係だと、今回の窮地でわかったが、米軍が態勢を整えてやってくるまで、じっと手を出さずに攻撃されるまま、逃げたりなんてできない。命がけで戦う。それを見て、米軍はくる。その間の自衛隊の役割は、攻撃と防衛である。日本人が血を流さないのに、米軍が血を流すことはありえないのだ。自衛隊は日本の軍隊であるべきで、日米関係はとても大切だと、私は今回の地震で強く思った。この地震が平時でよかった。第一線で活躍するのは、自衛隊以外にいない。だが、国家の暴力装置らしい。そんなリーダーに、私たちはついていく気がしない。また、日米安保も未来永劫であろうはずもない。いつか解かれる想定外は考えてあるのだろうか。
「ナイト&デイ」に関して、まったく関係ない前文を書いた。ただ、昨年に観た映画でも、書いているのは2011年5月であり、この未曾有の震災を無視して映画だけ語っていたのではウソのような気がする。本作には、書きかけ、下書きのままの前文があったけれど、ノホホンとしたコメントで、削除した。テレビも報道しない、新聞も書かない、書けない事実がネットの中にひろがる。読みあさっているうちに、どんどんはらわたが煮えくり返る。それは、政府に対してである。これが、自民党だったら、少しはマシだったかもと思う。遅い遅いと文句を言われた阪神大震災の村山内閣の方が、まだずっとマシである。今を思うと、緊急法案の成立は早かった。自分が全責任をとるから、どんどんやってくれ!・・・村山首相は、お飾りのように思えたが、責任をとると胸をはった。自分ができなかったら、できる人に全権を任せればいい。それができない首相が、官僚を怒鳴りちらしたり、ウツのように目をキョロキョロさせている。
さて・・・トム・クルーズ主演ものとしては、とんでもないくらいの低興行成績らしい。日本だけではなく、世界的に。予告が下手くそで、どうしようかと考えたが、気にはなる。正直、つまらなかった。予告がすべてである。あれ以上の特別ななにかは、本篇にない。素直に一直線に観たら楽しめるのだろうが、計算だらけのアクション、計算が見えるアクションは、どんなに凄くても胸に響いてこない。また、今の私にはそれほど気持ちに余裕があるわけではないから、素直に楽しめない。楽しむという気持ちは、心に余裕がいる。余裕ない心でありながら、それをぶち破るくらいのアクション映画がほしい。ズタズタのときに観ても仕方ない。が、ズタズタでも、おや?と思えるアクションはある。インディ・ジョーンズシリーズは、いま、ビデオで観ても、気が入っていく。
本作は、ほめているブロガーが多い。私の感覚がズレていっているのか、無気力になっていっているのだろうか。そうかもしれないが、今年に入って「午前10時の~」を観ているけれど、これらは、鑑賞中の数時間を忘れている。余裕ない精神状態の中、その映画に熱中できるひとときを与えてくれている。
西日本は元気である。東北の方々に比べたら、精神が余裕だのどうの、言ってられない。恵まれた土地にいる。元気はないけれど、元気を出さねばならない。カラ元気でも、元気になれるものである。あの震災が、私に力を与えてくれている。 <50点>