天台宗 東明寺 たより

北九州市天台宗東明寺住職のおたより

明日からは10月!!

2015-09-30 18:13:21 | 日記
9月28日は不動講の護摩焚きでした。去年は幼稚園の運動会と重なり、初めてお願いして代わりに護摩焚きをして
頂きました。もうあれから1年経つわけです。

「時間が経つのが早いですね」と言うと、「和尚さんもそうですか。それは歳を取った証拠よ」と言われます。

そんな中今年の行事も一つ一つ勤めて参りましたが、無事に勤める事が出来、ホッとすると同時に充実感に満たされます。

勉強会のテーマに「生きがいある人生」と、設定されました。難しいテーマですね。生きる張り合い、生きる意味、人生のやりがい・・・

個人的にはその時その時、与えられた時間を精一杯に過ごすことであり、その結果得られるであろう充実感が生きがいにつながります。
ですから生きがいは、どこにでも、いつでも見出せると思います。

私の生きがいは住職として必要とされ、その法務を真摯に勤め、こちらの思いが相手に伝わった時には、事のほか満たされます。

何よりもお寺の諸行事にお参り頂ける事は、私の生きがいであるわけです。
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秋のお彼岸

2015-09-26 18:29:45 | 日記


彼岸花(曼珠沙華)も咲きました。お彼岸の頃になるとちゃんと咲くのですね。ほんと不思議ですね。

23日は当山の彼岸会法要でした。心地よい秋晴れの中お参りを頂きました。
今年は住職が法話をさせて頂きました。

「供養の心」

先祖供養と申しますが、元々は仏・菩薩に様々な供物を真心から捧げること、日本では特に
死者・先祖に対する追善供養の意味合いが強くなっています。

「十地経」に三種供養とあります。利供養・敬供養・行供養の三種です。

利供養・・・物を以って供養する。香華灯明、仏飯、茶湯、果物、菓子など
      故人の生前好んだ物

      お仏壇に毎日ろうそくを灯して炊き立てのご飯とお茶をお供えしますね。
      時にパンやコーヒーの場合もあります。
      お酒が好きだった方にはお酒が供えてあります。夜仏前に杯を傾けて一日を終える方も
      いらっしゃいます。

敬供養・・・先祖故人に対して、礼を尽くし報恩謝徳を思う。朝夕に先祖故人の冥福を祈り遺徳を讃える。

      日々合掌することでしょう。毎日お仏壇に手を合わせることで、今の自分の存在を見つめ直す。
      先祖故人との縁があり、そのおかげで今の自分がある。
      ご先祖様は10代遡ると2046人いらしゃいます。どなたが欠けても今の自分の存在はありません。

行供養・・・自らが先祖故人の遺業を完成させ己の身を以って社会に貢献する。仏教の教えや故人の教訓などの実践。
      故人の意思を継いで、生命や仕事を継承し、自身の生活の中に守り受け継いでゆくこと。

      ボランティアに励まれた亡きお父さんの後を受け継いで息子さんがボランティアをつづけていらっしゃる。
      庭でガーデニングされていた亡きお母さんの育てた花を、守り水をやり育てていく。

☆供養とは先祖故人のためにその冥福を祈る、菩提を弔うために行いますが、それによって先祖故人とのつながり求める、
 感じることができます。故人を偲ぶことによって、自分自身の心の支えを持つことができるのではないでしょうか。
 心の拠り所として供養する。
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明日は彼岸会法要です

2015-09-22 16:26:06 | 日記
今月最初の更新ですが、もう9月も下旬になってしまいました。
うっかりしていると更新をせぬままに幾日も過ぎ去ってしまいます。

明日9月23日は、午前11時より、当山にて檀信徒合同の彼岸会法要をお勤め致します。
お天気も今日のように秋晴れですと過ごしやすいですね。

明日の法話は「供養の心」と題して私住職がお話させて頂きたいと思います。
宜しくお願い致します。
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