お盆参りも終わった先月末に九州の僧侶の集まりで毎年研修会があります。
これまでは久留米の会場で行われていましたが、昨年はコロナの為中止。今年は感染予防のため
ZOOM等を利用してリモート参加の研修会となりました。
2講義あり、特に心打たれた内容でしたのでご紹介したいと思います。
講師は福岡こども短期大学専任講師の 是松いづみ氏 です。
「あずさからのメッセージ~子どもに学ぶ命の尊さ~」
ご主人とは学生時代に障がい児施設のボランティアで出会い、ダウン症の子ども達と出会って、
小学校教諭になられました。
ご自身も38歳で出産した次女・梓さんがダウン症でした。
その出産、子育てを通じての「障がい」「命」「家族」「仲間」「生き方」を話してくださいました。
そこで紹介された自作の詩。
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おかあさんへのメッセージ
あなたの息子は、あなたの娘は、あなたの子どもになりたくて生まれてきました。
生意気な僕を しっかり叱ってくれるから
無視した私を 諭してくれるから
泣いている僕を じっと待っていてくれるから
怒っている私の話を 最後まで聞いてくれるから
失敗したって 平気、平気と笑ってくれるから
そして一緒に泣いてくれるから 一緒に笑ってくれるから
おかあさん
ぼくのおかあさんになる準備をしてくれていたんだね。
わたしのおかあさんになることが決まっていたんだね。
だから、ぼくは、わたしは
あなたの子どもになりたくて生まれてきました。
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これはおかあさんだけでなくおとうさんへのメッセージでもありますね。
お話を聞く中で色々と自分に気づくことができ、これからの生き方の支えと
したいと思います。