天台宗 東明寺 たより

北九州市天台宗東明寺住職のおたより

兄弟子の晋山式参拝記

2016-11-23 17:46:31 | 日記
昨日は兄弟子の晋山式が岡山市内のお寺で行われ、出席してきました。

晋山式は新住職になったことをご本尊へ報告し、法縁寺院様、又檀信徒の皆様にご報告する儀式ということになります。


兄弟子は東明寺の先代住職に弟子入りして、5年間ほど住職と寝食を共にして修行されました。

ご出身は北九州ではありましたが、その人望を請われて岡山のお寺に入山されましたのが今から30年前のことでした。

又そのお寺のご住職は東明寺の先代住職の兄弟子に当たる方になります。それ故深いご縁もあるわけです。


当日は晴天に恵まれ、盛大な晋山式となりました。お寺を訪問するのは20年ぶりぐらいでしょうか?益々栄えていらっしゃるご様子でした。

お会いするのは5月以来でしたが、変わらずお元気なごようすでした。還暦を迎えられたとは思えませんね。

除幕式を控えた備前焼の童形像がその前に壊れてしまったというハプニングはありましたが、お式、祝宴と盛大なものでありました。

新住職のご挨拶の中で、そのハプニングに触れられ、謙虚なお話で「前途多難」とおっしゃっていましたが、これからも前途洋々のことと感じられました。


振り返って見ますと、新住職が弟子入りしたのは私が高校生の頃でした。今思えば新住職は良く一生懸命に修行されておられました。

当山の前住職に良く勤めてこられたと思います。私は父である前住職に反発した方ですので、今苦労しているところです。

自分と重ね合わせてみますと、前住職のもと実直に勤められたからこそ今のご繁栄があるように感じられます。

お話を聞くと二人の息子さんもそれぞれ違った道に進学されていたようですが、今では僧侶になり父親である新住職を大変尊敬されているそうです。

これからの益々の寺門興隆をご祈念申し上げます。

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