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Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

マリーザ・モンチ・ヴァーチャル・コンサート

2007-06-03 | ラテンな America レゲエな Jamaica
先日のコンサートで演奏された曲順に、マリーザ・モンチのヴァーチャル・コンサートを作ってみました。




1. Infinito Particular (InfInito Particular)
2. Universo ao Meu Redor (Universo ao Meu Redor)
3. Carnavalia (Tribalistas)
4. Vilarejo (InfInito Particular)
5. Eu Não Sou da Sua Rua (Mais)
6. O Bonde do Dom (Universo ao Meu Redor) on 5/29
6. Aconteceu (Infinito Particular) on 5/30
7. Passe em Casa (Tribalistas)
8. Maria de Verdade (Rose and Charcoal)
9. Carnalismo (Tribalistas)
10. Alta Noite (Rose and Charcoal)
11. Satisfeito (Universo ao Meu Redor)
12. Dança da Solidão (Rose and Charcoal)
13. Meu Canário (Universo ao Meu Redor)
14. Segue o Seco (Rose and Charcoal)
15. Beija Eu (Mais)
16. Até Parece (InfInito Particular)
17. Pra Ser Sincero (InfInito Particular)
18. Tema de Amor (Memories, Chronicles and Declarations of Love)
19. Não é Proibido
20. Velha Infância (Tribalistas)

BIS:
21. Não Vá Embora (Memories, Chronicles and Declarations of Love)
22. Já Sei Namorar (Tribalistas)
23. Bem Que Se Quis (Marisa Monte) only on 5/30

マリーザ・モンチのことをもう少し

2007-06-02 | ラテンな America レゲエな Jamaica
マリーザ・モンチのことをもう少し。

マリーザの来日コンサートで感じたのは、観客の多国籍性。それはまた彼女の音楽の多国籍性を反映しているのだろうと思います。人種の坩堝といわれるブラジルにおいて過去と現在を見据えたブラジル音楽を発信し続けている彼女の活動は、デビュー当時からブラジルだけに止まらずコスモポリタンな広がりを持つものでした。



どうしてマリーザ・モンチを聞き出したのか?既に思い出せなくなっていましたが、恐らくはアート・リンゼイがマリーザのアルバムのプロデュースに加わっていることを知って、二枚目のアルバム「Mais」を買ってきたのが最初だったと思います。当時アート・リンゼイのアンビシャス・ラヴァーズをよく聞いていて、彼のあのノイズのようなギターの合間に聞こえるブラジル音楽の引用が心地よく感じていました。デヴィッド・バーン経由でもブラジル音楽を聞き始めていた頃だったのかもしれません。「Mais」ではまた、アート・リンゼイが引き連れた多くのミュージシャンがバックを務めていて、その中にPファンクのバーニー・ウォレルや、ラウンジ・リザーズのマーク・リーボウ、さらには坂本龍一が入っていたことにも興味をそそられたのだと思います。

まず一曲目の「BEIJA EU」を聞いてガツンと来ました。実際「BEIJA EU」はアルバムで唯一アート・リンゼイが曲作りに加わった曲でした。そしてこの曲のライブが聞ける四枚目「A Great Noise」を見つけて聞いていたのだと思います。このアルバムはスタジオ録音とライブ録音がセットになった贅沢なもので、スタジオ録音には、後で知ったのですが、カルリーニョス・ブラウンの曲が三曲も入っています。この「A Great Noise」には、コミック本仕立てパッケージのビデオも出ていて、他のVHSビデオを見なくなった今でも手元に置いて時折楽しんでいます。

そうそう、一年前にリリースされた「Universo Ao Meu Redor」のライナーにデヴィッド・バーンの名前も見つけました。なんだかうれしい。

マリーザ・モンチ「BEIJA EU」

2007-05-30 | ラテンな America レゲエな Jamaica
渋谷のオーチャード・ホールで行われたマリーザ・モンチコンサートに行ってきました。

マリーザ・モンチは、ブラジル音楽ではこれまで一番よく聞いたシンガーの一人です。同じくお気に入りで来日コンサートを観に行ったことのあるカルリーニョス・ブラウンのお友達でもあります。

そのカルリーニョスのときと違って、マリーザにとってのコンサート会場の選択は明らかに間違っているような気がしました。開演に少し遅れて行ったんですが、演奏中の曲が終わるまで中には入れてくれなかったし、中に入ったはいいけど、すぐ次の曲が始まって、今度は曲が終わるまで動かないように言われました。やっと席に座って、乗り出すように舞台のマリーザを観ていると、後ろの客が背中を叩いて、見えにくい、ちゃんと座れ。って言うし、ホントこいつら馬鹿じゃないの。と思いました。

マリーザも会場のノリが悪いので、しきりに煽っているんですが、笛吹けど踊らず。いつになったら、この気持ちの悪い雰囲気が終わるのか待っていたんですが、ラスト二曲になってようやく立ち上がり踊りだす客が現れました。そうなると、もう手がつけられません。アンコールを含めた四曲だけは、会場が彼女のコンサートらしくなりました。鼻持ちならない後ろの客よ、ざまあみろ。です。



今回、彼女のバックはギター、カヴァキーニョ(ウクレレみたいなの)、ベース、キーボード、パーカッションの他に、トランペット、ファゴット、チェロ、バイオリンの管弦楽器をまじえたもので、このあたりが、この会場を選んだ理由なのかもしれません。

マリーザがギターを弾きながら、あの特有の鼻にかかるようでいて語尾が少しハスキーな包み込むような魅力的な声で聞かせてくれた「BEIJA EU(私にキスして)」(試聴可)。ずっと愛聴してきたこの一曲を聞けただけで、忘れられないコンサートになりました。

Seja eu,
Seja eu,
Deixa que eu seja eu.
E aceita
O que seja seu.
Então deita e aceita eu.

Molha eu,
Seca eu,
Deixa que eu seja o céu
E receba
O que seja seu.
Anoiteça e amanheça eu.

Beija eu,
Beija eu,
Beija eu, me beija.
Deixa
O que seja ser

Então beba e receba
Meu corpo no seu corpo,
Eu no meu corpo.
Deixa,
Eu me deixo
Anoiteça e amanheça

メキシコで闘牛を見た (Cancun)

2007-01-20 | ラテンな America レゲエな Jamaica


スペインで何度か見るチャンスを逃した闘牛。なんとメキシコで見ることができました。それもリゾート地のカンクンで。ホテルの立ち並ぶリゾートエリアから少し離れたセントロにある、ドームつきの闘牛場 Plaza de Toros で、毎週水曜日の午後3時半から行われています。空いているので、遅れて行っても、かぶりつきで見れました。観客は現地の人は少ないようで、アメリカから来たツアー客が多いようでした。日本人比率は凄ーく低い。

実は Tomotubby は午前中にカンクンの遥か南、ベリーズの近くにあるマヤ遺跡、トゥルム(地図参照)まで、プラヤ・デル・カルメンでバスを乗り継いで行ってたんです。そこでカンクンへ戻るバスに乗り遅れて、このままでは闘牛の始まる3時半に間に合わない!!と、大枚はたいてタクシーを飛ばしたのです。少し遅れて辿り着いた闘牛場では、まだ闘牛は行われておらず、メキシコの民族衣装の男女が踊ったり馬を乗り回したりしていました。それが終わると今度は観光客参加型のショーが始まりました。それも女性客、男性客に分けて二部構成で。結局4時半を過ぎても肝心の闘牛は始まらないのです。こんなことならトゥルムからバスで戻ってくればよかった...



でも最後に行われたメインイベントの闘牛は迫力十分でした。かっこいい写真も撮れたし。闘牛士といっしょに記念撮影もできたし。以下の写真を Flickr に載せてみました。Flickr は訪問者の写真ごとの View の数が判るのですが、四番目の倒された牛の写真だけが異常に多いのです。今回、見る人の「死」に対する関心が非常に高いことを改めて知ったのでした。つけ加えますが、この写真の赤い服の、ピカソの絵に出てきそうな男性は死んだ牛の耳を切り取っているのです。そして耳は称賛とともに闘牛士に与えられます。五番目と六番目の写真で、闘牛士が手にかざしている黒いものは牛の耳なのです。













カンクンの闘牛場ではたまにメキシコ流レスリング、ルチャ・リブレも行われることがあるようで、YouTube に映像がありました。一度見てみたいです。カンクン・セントロにはルチャ・リブレの人形を飾ったお店があると聞きましたが、見つけられませんでした。

ガルシア・マルケス「百年の孤独」

2007-01-19 | ラテンな America レゲエな Jamaica
今週は週頭から憎っきノロの奴にやられたようで、消耗しきって外出もままならない体たらく。近く一周忌を迎えるナムジュン・パイクのことを書いたけど、彼の参加した「フルクサス」とは確か「下剤」を意味する言葉ではなかったか? 自家薬籠中に「フルクサス」に立ち向かう常備薬がないものかと調べるに、ウィルス性の症状に特効のものなどなく、止寫薬の類の服用も逆効果らしい。まさに「フルクサス」、流れるに任すほかないということか。

然らば「魔術」にでも頼るしかないかと、ガブリエル・ガルシア・マルケス「百年の孤独」を読み出す。コロンビアのどこかにあるカリブ海に面した村、マコンドに生きたブエンディア一族の物語。物語の原初的で、魔術的とも言える魅力に満ち溢れている。大江健三郎の「同時代ゲーム」や莫言の「赤い高梁」で味わったぞくぞくさせる雰囲気。というか、これらは「百年の孤独」の影響の下に書かれたものだったのだろう。

ブックマークに入れてあった「Hugo Strikes Back!」のサイトが閉じられ近々消滅してしまう(爾後、サイトは残されることと相成った)と知り、慌てて過去ログを読んでいたら「ガルシア・マルケス活用事典」なる魅力的なサイトが紹介されていた。ここにも指摘されているのだが、「百年の孤独」には作者の認める「42の矛盾と6つの誤り」があるらしい。魔術のような物語の中に謎解きのような趣向?が隠され、一層楽しく感じられる。早速いくつかの矛盾に気付いたが、全部を探し当てるのは容易ではないだろう。

ガルシア・マルケス全小説 (新潮社)
-大江健三郎の言う「まさに天才だった作家Aさん」とは安部公房であろう

Bitty McLean Live

2006-09-09 | ラテンな America レゲエな Jamaica
昨夜、代官山の深度地下にある「UNIT」で 生 Bitty McLean 聴いてきました。

Bittybittybittybittybittybi... (日本語だと「ちび ちび ちび....」になるのかな)の呼び声に応えて、ぜんぜんちびでない Bitty が登場。8時半を過ぎてから始まったライブは9時20分には終わっていて短すぎるものでしたが、レゲエ界の至宝ともいえるあの美声にして、CDで聞いて思い込んでいたよりずっと凄い声量、そのうえDJの回すジャマイカ産トラックをバックに最初から全力投球でしたから、聞く方もあれくらいで我慢しないといけないかな。と思ったり。紫煙うずまく深度地下だったから、踊りながら彼の喉のことを心配したりしてました。

個人的には、ここ最近、よく夜中にかけていた二枚のCD「On Bond Street」でも「Old Skool Young Blood Volume 1」でも一曲目の「Walk Away From Love」に改めて感激。長回しで歌ってくれて、この一曲だけでもう満足でした。たしか Alton Ellis の歌ってたリズムトラックなんですが、ホントに Bitty McLean のために存在するようなトラックだと思った次第です。

帰ってきてからCDを聴いて、ずっと余韻を楽しんでいます。




山下清的な海坊主が写真を台無しにしているな(デジャブ)

「Old Skool Young Blood Volume 1」

2006-07-13 | ラテンな America レゲエな Jamaica
以前は苦手であんまり手にしなかったラヴァーズロックのアルバムですが、最近 Bitty McLean がいいです。クセが無くて。「Old Skool Young Blood Volume 1」は Peckings Bros. と McLean によるプロデュースのコンピですが、McLean による1曲目「Walk Away From Love」を聞くだけでレジに走ることになるでしょう。もちろん Bitty McLean の昨年の一枚「Bitty McLean On Bond Street」もケチのつけどころなくいいです。

甘甘の夏をあなたに。

音楽評になってないかな。

情熱の貴公子、フアネス。

2006-06-06 | ラテンな America レゲエな Jamaica
そういえば、今日は06年6月6日。6時6分6秒きっかりにどこかでとてつもなく邪悪なものが生まれていそうです。「オーメン」はあまり怖くはなかったけど、小学生のとき、深夜放送で一人観た「ローズマリーの赤ちゃん」は怖くてトラウマになりました。

さてラテン音楽ネタ三連続です。前にも話題にしたフアネス、4月末にプロモーションで来日してましたね。小倉さんの「とくダネ!」に出演して、ライブ演奏してくれてました。なのに録画し損ねてしまい残念至極。

遅すぎた日本デビューはいよいよ明日、06年6月7日。秒読み段階に入りました。というか、店頭にはCDが既に並んでいます。06年6月6日発売というのは、ちと不吉ではないかえ? なお日本盤CDを買った人は抽選でシークレットにご招待らしい。行きたいぞ。



渋谷駅では、こんなのも発見。コピーがすごい。
世界が恋に落ちた。情熱の貴公子、フアネス。
だって。

Marisa Monte の新譜二作同時リリース

2006-06-04 | ラテンな America レゲエな Jamaica
マリーザ・モンチの新譜。それも2作品同時リリースです。考えてみれば、2000年の「Memorias, Cronicas E Declaracoes De Amor」以来だけれど、間にカルリーニョス・ブラウン、アルナルド・アントゥネスと組んだトリオ「トリバリスタス」など、三人での交流が活発に行われていたためか、あんまり久々感がないのです。ブラック・ジャケの「Infinito Particular: 私の中の無限」がポップ、フラワー・ジャケの「Universo Ao Meu Redor: 私のまわりの宇宙」がサンバなんですが、お店で試聴したら両方一曲目で即買いしたくなるナンバーが聞こえてきました。

マリーザのアルバムの中では、Tomotubby としては、これまでカルリーニョス・ブラウンと組んだライブの入った「A Great Noise」がおすすめでした。「A Great Noise」を通してカルリーニョスを知り、マリーザのプロデュースした「Omelete Man」で彼の大ファンとなり、彼の渋谷でのライブにまで出かけたのですから。でも新作は通しで一回聴いただけなのに早くも自分の中で「A Great Noise」に匹敵、いや上回る気配があります。

美しすぎる「Infinito Particular」には、勿論カルリーニョスも絡んでいます。マリーザは現在サンパウロ公演中だとか。是非カルリーニョスを連れて来日公演をしてほしいです。

Senor Coconut and his orchestra 「Yellow Fever!」

2006-06-02 | ラテンな America レゲエな Jamaica
前回、行きがかりで細野晴臣の作品について書いたので、最近買ってきてこっそり聞いているイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のラテン・カバーアルバムについてもご紹介。邦題は「プレイズYMO」。国内盤は輸入盤とマスタリングが違うそうです。国内盤は例によってボーナス・トラックがたくさん付くのでおトクです。主宰のセニョール・ココナッツとは、キッド・クレオールとは関係なくて、現在チリ(南米で Tomotubby が訪問した唯一の国!)在住のアトム・ハートのこと。彼は前にあのクラフト・ワークのラテン・カバーも作っていました。

カバー・アルバムといっても細野・坂本・高橋のお三方が参加しているので、YMOのお仕事の一環、企画アルバムといってもいいのかも。よくある寄せ集めのコンピ・アルバムとは違い、YMOの長い活動を通した選曲でありながら、全編統一感があって、ラテン・フレーバー全開ながらどこか胡散臭げで(決して貶しているわけではないんです)カリブの場末のリゾートに合いそうな心地よいサウンドが繰り広げられています。

もともと初期ナンバー「東風」「ライディーン」「ファイアー・クラッカー(これはマーティン・デニーの曲だから当然だけど)」あたり、YMOの代名詞的な有名曲は、ヴィブラホンやマリンバという楽器演奏に合っているなぁ。と思っていました。実はラテン・アレンジではないんですが、上海のホテルのレストランで、中国風のヴァイブを用いてYMOナンバーを演奏しているのを聴いたことがありまして...流石に「イエローマジック」を名乗るだけあって妙にその場に嵌っていました。