きのうはこちらの会にいってきました(^^)
ご案内いただいた方々、おめにかかったみなさまにお礼を申し上げたいと思います。
清栄会というのは、清元の三味線の大変な名人とうたわれた、
清元栄寿郎という方の多大な功績を記念してつくられた会で、
昭和48年4月に、財団法人清栄会が設立されました。
しかし、今回これも解散することになり、
そのさようなら公演が、国立劇場小劇場にて行われました。
清元はもちろん、常磐津、女流義太夫、新内、地歌、宮園節など
邦楽界を代表する、すばらしいメンバーが集結し、
この偉大なる三味線奏者に敬意を表しました。
こちらが在りし日の、清元栄寿郎さんです。
大変素敵な方でいらしたそうですね!
(清栄会ホームページより)
こちらが会場です。大変な人出でにぎわいました。
はじめに、第1部は、清元栄寿郎さんがみずから作曲された清元を演奏し、
故人を偲びました。
「雪月花」「たけくらべ」「月」そして、江戸の名作で清元のおめでたい曲でもある
「北洲」で盛り上がりました。
つづいては第2部で、邦楽界を代表するさまざまな才能が集結し、
女流義太夫、常磐津、新内、宮園節、地歌が披露されました。
平野啓子さんの端正な語りで、すばらしい時間がすぎていきました。
プログラムの中で、作家の竹田真砂子さんが栄寿郎さんの魅力についてかたっておられますが、
なにしろ圧倒的な三味線の音のすばらしさにみせられたそうです。
演目の最後に、栄寿郎さんが演奏された、「斧琴草(よきことそう)」という曲を
録音テープで流し、万雷の拍手を浴び、おひらきとなりました。
清元など、こうした邦楽の会をききにいくのは初めての体験でしたが、
大変貴重な機会をいただいて、とても勉強になりました。
江戸文化のはなやかな世界を堪能でき、こころがとても豊かな気分になりました。
清元と邦楽、栄寿郎さんとの出会いに感謝します!