萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

Short Scene Talk ふたり暮らしact.52 ―Aesculapius act.62

2014-05-04 18:06:00 | short scene talk
二人生活@sanctum4
第3章act.31-32の幕間@書斎



Short Scene Talk ふたり暮らしact.52 ―Aesculapius act.62

「雅樹さん、ソレも医者の勉強のかね?(帰って来てから時間あると読んでるね?)」
「そうだよ?法医学って言ってね、警察医に必要な勉強なんだ、(って警察医が何か僕まだ説明しきれてない)」
「ね、雅樹さん、飯の時も言ってたけどね、警察医ってそんなに忙しいのかね?(夏休みは警察医ナントカさっき教えてくれたね)」
「うん、僕も初めてだから解らないんだけど忙しいと思うんだ、ごめんね?(これで応えになってるかな)」
「そっかね…ほんと無理しないでね?(忙しいとあまり今年の夏は遊んでもらえないね研修医からずっと忙しそうだけど)」
「ありがとう光一、(ちょっと寂しそうな顔してるな僕と遊べないって寂しがってくれてるかな嬉しい可愛い照×萌)」
「ね、忙しくっても基本はウチに帰って来てくれる?(もし夜も帰れないんだったら俺独りで留守番だね本家で)」
「絶対に帰るよ(断言笑顔)(あの広い本家に一人で置いとくなんて嫌だ危ないこんな綺麗な子を独りでなんて危なすぎる)」
「よかった(極上笑顔)ね、俺きっちり美味い飯作って待ってるね?庭の菜園もキレイにしてナンカ育てるからねっ(すぐ出来るヤツ美代から教わろうっと)」
「ありがとう、必ず夜は帰るよ?(笑顔)(って夜必ずって僕なんだかそれじゃえっちなこと毎晩したいって言ってるみたいだ照悶々でもこの笑顔ちょっとそんな気になっても赦してほしいこんな可愛い綺麗どうしよう今もう照煩悶)」
「ね、夜のお楽しみはドンくらいの頻度でするの?(極上笑顔)(夜も楽しみだねっ)」
「え、夜の頻度?照(ってソレって光一いま僕が考えていたことお見通しなのかな恥ずかしいでも嬉しいどうしよう今笑顔すごい可愛いし照萌)」
「うんっ、夏休みの夜って花火でしょ?ね、どのくらいの頻度でしてくれるね?(御機嫌笑顔)(花火いつも愉しみなんだもんねっ)」
「あ、…花火、(ああやっぱりそうだよね光一いつも楽しみにしてるんだ僕なに考えてるんだ光一まだこんなに子供なのに可愛いのに僕すけべだ照悶々)」




Aesculapius第3章act.31-32の幕間、光一と雅樹@自宅書斎
無邪気な光一と自滅的に振り回される雅樹の幸せ時間です、笑

Aesculapius「Mouseion31」さっき校了しました、
このあと「side story」か「Aesculapius」かコラムの予定です、が、今かなり眠い、笑

取り急ぎ、



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雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚82

2014-05-04 02:03:02 | 雑談寓話
こんばんわ、連休の晴れ予報がすこし崩れそうな神奈川です。
今の時季は二つ玉低気圧なんてオッカナイ天気も山にはあるんですよね、
この雑談な小説みたいのもコメント&バナー押して下さるならって載せてます、楽しんでもらえてたら嬉しいんですけど、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚82

新年明けての最初の週末、花サンと鎌倉で会った。

ある寺に好きな茶室があるんだけど、ソコで二人ぼんやり座って、
冬でも障子を開け放った向こう石庭は静かで、座る緋毛氈は温かかった。

「電気絨毯を入れてくれてあるね、あったかい、」
「だね、笑」

なんて他愛ないこと笑って、
ぼんやり抹茶を呑みながら眺める冬の庭は静寂だった。

季節には満開の花も一月は枯木、岩と砂利、廻らす土塀、モノトーンの庭と緋毛氈のコントラスト。
他に一組いる広間の茶室は床の間に掛け軸と茶花、灯り障子の丸窓と角窓、緋毛氈に虎猫が丸く眠っていた。
いつも忙しない職場の世界から遠い空間は穏やかに鎮まって、曇り空の真昼は眠ってるみたいな好きな空気だった。

「このまま住みたいな、笑」
「うん、いいよねこういうとこ、」

そんな賛同に笑ってくれる相手と並んでぼんやりして、
ボンヤリしたまま何げない空気に教えてくれた、

「なんかね、正月休みもトモさんにメールしてたって御曹司サン嬉しそうに言ってたよ?」

なんでソンナコト二人で話してるんだろ、笑

「なんでソンナ話になってるの?笑」
「初詣とか行きましたっていう話題からそんな話になったよ、なんかトモさんの話題は出てくるけど、」

フツーにそう答えてくれて、ソレがナントナク困るなって思った。
だって二人の間で自分が話題になることが普通になってる、そういう「通常」ってどうなんだろう?

「二人で話してると、自分のコトになるワケ?笑」
「うん、御曹司サンほんとトモさんのこと好きだよね、笑」

なんて答えられて改めて困ったなって思った、
で、先生にもらった本のことまた考えながら訊いてみた、

「なんで好きだって思うワケ?笑」
「いつも話題になるってソウイウ事でしょ?」
「共通で話す相手だからじゃないの?笑」
「あ、それはあるかも?でもよく見てるから、笑」

そんなこと話しながらも茶室は静かで、火鉢の炭かたり崩れる音が優しかった。
静かで好い空間、なのに話題なんだか生々しいカンジがしてさ、笑
ちょっと困りながら見た角窓と丸窓に話題を変えてみた、

「花サン、あの窓の意味って知ってる?」
「明り取りの障子窓?四角と丸の、」
「そう、それぞれ意味がある、」

そんな出題に花サン考えこんで、茶室しんと静かになった。
で、ちょっと思った、

こういう場所を御曹司クンは知ってるんだろうか?

知らないかもしれない、
いつも笑顔だけどニセモン笑顔仮面、どっか嘘が張りつめたような貌。
あの嘘に気づける人間って多分少なくて、それを本人も自分で解からなくなっている。
そういう張りつめた琴線をゆるめるコツを知らないから、多分いつも笑顔仮面が外せないまま居場所ひとつ解らない。

だからってこの茶室を教えたいとは思わないけど、笑



とりあえずココで一旦切ります、続きあるんですが気が向いたら続篇また。
Aesculapius「Mouseion31」草稿UPしました、加筆ほか終わったらナンカの続きUPします。
この雑談or小説ほかナンカ面白かったらバナーorコメントなど貰えたら。ソレ知りたくて無料WEB公開にもしてるので。

深夜に取り急ぎ、




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