松田聖子のCD

我が家にある最古の（おおげさ）CDは何故か松田聖子　Windy Shadow（マンハッタンでブレックファスト、ピンクのモーツァルト他）。

松田聖子はファンでもなんでもないけれど、これが最初に買ったCDなのです。

新しモノ好きでCDプレイヤーがソニーから発売されてまもなく購入、このCDの発売が84年とあるので多分この年に購入したはすです。

プレイヤーの価格はかなり高価で8万円前後したと記憶している。
このとき一緒に購入したのがこのCD。

当時はレコーディングマスターがデジタルソースなのは稀で、ほとんどはテープで音を重ねて収録していた。

これだとせっかくのCDプレーヤーのよさが確認できないと思い、デジタルマスターから作られたものをわざわざ探して購入した。

最初の音が出てきた、あのときの感動は忘れることができない。
我が家のアンプやスピーカーから仰天するような音が出てきたことに鳥肌が立ったのを覚えている。

音全体に透明感があり、演奏と歌唱がしっかり独立している。
ダイナミックレンジが振り切れでスピーカーの物足りなさを感じるくらいだった。


この記憶が松田聖子のイメージと混在している。そのせいか彼女にスキャンダルが続いても、なぜか悪い印象が中和されてしまうのであります。

こうゆう感動は最近なかなか味わえなくなりました。

遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん
遊ぶ子供の声きけば、我が身さへこそ動がるれ。
「梁塵秘抄」