愛、麗しくみちる夢

おだやか
たゆやか

わたしらしく
あるがままに

Fall into a linguistic trap

2021-08-01 13:37:35 | 小説の解説
ぐぐって、意味を調べてくださればいいと思いますが。「言葉の罠に嵌る」と言うような意味です。

まず、美奈子がレイとみちるを選んだのは、本当に何の意味もなく、両サイドに座っていたというだけです。
ここで美奈子が考えたうえでそう言うことをした、ということではないんですよね。

で、一連の流れを見て、せつなも前から思っていたとか、くっつけたいと思っていたとか、そう言うことでもありません。

完全に、おちょくっているだけでした。

とはいえ、そう言う言葉って、結構魔力があったりしますよね。

「あいつ、お前のこと好きらしいで」みたいなことを言われたら、意識しちゃう、っていう魔法
よっぽど嫌いな相手じゃない限り、なんだかそう言うことを言われたら、気になっちゃったりしませんか?
好きでもない人から告白されたのに、気にしてしまう、みたいな。

ということで、みちるさんは自分から完全にその言葉の罠に嵌ってしまいましたね。
レイと仲良く過ごせなかったからこそ、みちるのリベンジしたい心に火をつけて、気が付いたらレイのためにあれこれやっちゃってしまって。
もうそれ、好きじゃん!っていう。

週に1度のおうちデートを続けても、レイちゃん、あんまりわかっていない状態ですね。泊まるのは帰るのがメンドウだし、朝ごはんも作ってくれるし、まぁいいか。くらいの。せつなさんに「みちるをお勧めする」とは言われているけれど、レイは自分からどうしたいって言う感情をそこまで持ってないし、ただ、別にみちるさんがご飯に誘ってくれたりすることも嫌だと思わないし。くらいの考えです。

あとはもう、みちるが考える既成事実を作るしかないわけですが、ここはやっぱりお酒を飲ませて、押し倒すしかないでしょう!

そうおもって意気込んでみたけれど、レイより先にみちるが酔いつぶれて、酔っぱらったみちるがレイに誘い受けで、SEXさせるんじゃないですかね?「好き好き」って言いまくって。

で、みちるは朝、きれいさっぱり忘れていて、レイだけ覚えていて、なぜかレイが不機嫌、みたいなのw

やべぇやつですな。


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