あぁ、愛してください
かつて柔らかかったその皮膚で
今は乾いたその皮膚で
過去の私を襲う罪悪感を
静かに背おわして
あぁ、愛させてください
かつて無償で与えられたその和らぎを
枯渇しているこの胸にください
幻想を抱いて両の手で抱きしめる私の腕は
幼い私をうらやましがるのです
あぁ、愛していると
ただ、愛していただけだと
伝えられず
伝わらず
信じられず
潤いを奪う未来に
照らされて
干からびてゆくのです
あぁ、愛してください
正しい愛を
枯渇して
干からび
乾き
嘆き
私はただ永久に待ちわびる
それを愚かだと嘲笑いながら
そんな私に自惚れながら
正しい愛を
私の世界を
狂わせた愛でもいいから