愛、麗しくみちる夢

おだやか
たゆやか

わたしらしく
あるがままに

気分小説12

2007-02-22 10:59:46 | 創作・みちレイ
まるで、自分たちだけが真っ赤な薔薇を背負ったかのように思えた。
いや、実際にそうだった。

…クラスメイトの水野さんと木野さんが腕をプルプルさせながら一生懸命みちるお嬢様とレイの背後で両手にはちきれそうな薔薇を掲げて突っ立っている。
あんたたち、誰の命令で?

「では」
こほん。

「どうぞ」
お姉さまは腕を組んで、ものすごくうきうきした声でおっしゃった。

「では、いただきます」

ちょっと待って。
ちょっと待って!!!!!!


「カ~~~~~~~~ット!!!!!!!」
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