日向城③

本丸の西下鞍部周辺


本丸の高土居を西から見ています。

本丸の西下の鞍部は曲輪と組み合わされた縄張りで、本丸を守る空堀とを兼ねていますが、北側に下って見ると別な機能を持っていたのではないかと思われます。

北側斜面にある手の入った堀

下部で受ける腰曲輪

腰曲輪は北側一帯を守っていて、これは通路としても東側の大手に通じた移動手段となっているようです。大手が敵に攻められたときに本丸から特別部隊の奇襲ができる縄張りかもしれません。

本丸と鞍部との間から北側へ下る竪堀、この竪堀が城兵を一気に移動させる通路です。

本丸西下鞍部に戻ってきました。

本丸西の鞍部の対岸

対岸に立って本丸側を見ています。

鞍部の対岸を越えてゆくと、第二の竪堀が大きく口を開けています。日向城の竪堀は大きなもので五本尾根を切り裂いています。

次回　西尾根の連続竪堀へ