大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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かんなの研ぎ

2014年04月28日 | お知らせ
かんなの砥ぎについてです。

鎬(しのぎ)の角度については下記のとおりです。




「かんな、のみでもっともよく切れる刃先は約30°である。かんななどでは25°ぐらいに刃先角をとると、すぐ刃こぼれして長切れしない。ごく軟らかい木を削る以外には、30°の刃先を守ることが大切である。」
(以上 絵でみる 大工道具もの知り辞典 井上書院 著者 永雄 五十太より引用)

しのぎは先ずはひたすら真直ぐに③のようにまっすぐに研ぐことです。

理想はわずかに刃先を丸く②のようにすると、長切れするため実践的ですが、これは基本の③が出来てこそです。


肘や肩が支点となりどうしても円運動になり、しのぎが①のように丸くなります。角度を固定し前後に動かすことを体に覚えさせなければいけません。





刃先は、荒かんな>中しこかんな>仕上げかんなの順に刃先をまっすぐに仕上げます。






初心者が研ぐと、すぐに両サイドが尖ってしまいます。
これを、耳が立つとか、鬼ッ刃などと言います。



まずは、鎬も刃先も真直ぐに砥げるようにがんばりましょう。



まずまずかな?

おしまい

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