ときぐろ日記

●ときぐろの育児日記。主に、アトピー+魚鱗癬を持つ「うちの王様」ユウの日々を書き留めています。

黒い肌のお友達

2011年10月02日 16時07分52秒 | 育児
 私の実家は田舎で、ほとんど外国人に触れる機会はありませんでした。ところが大阪はグローバル。
 息子のクラスには、韓国系のお友達が二人います。でも見た目は他の子と変わらないし、普通に日本語を喋る子供達なので、特に息子も意識をしていないようです。
 この前、お父さんが黒人でお母さんが日本人の男の子と一緒に遊ぶ機会がありました。その子も息子もロボットのおもちゃを持参していて、お互いのおもちゃが気になっていたようでした。
「それ貸して」
 どちらが先に話しかけたのか、気が合ったようで息子はその子とおもちゃを交換したりして、一気に仲良くなりました。子供は早いです。一瞬でお友達♪です。
 息子は人見知りなく自分からガンガン話しかけていく方なので、その場その場ですぐにお友達ができます。産まれた時から外国人を目にする機会が多い為か、人種が違ってもためらいなしです。
 私だとこうはいきません。職場で外国のお客さんに話しかけられると、ドキッとしてしまいます。日本語ならまだしも、英語や中国語だと特にテンパってしまいます。言葉が通じなかったらどうしよう、とか、色々考えてしまうわけです。
 息子は、私とはまるっきり正反対。うらやましいくらいですが、これも世代の違いでしょうか。

 この時仲良くなった子は、肌が黒くて髪はチリチリですが、しっかり日本語を話すし、名前も日本名。いつものように「仲良くなるのが早いな」と感心して眺めていましたが、その子と別れた時に、息子が初めて「あの外国人の子は」という言い方をしたのです。
 私はびっくりしました。浅黒い肌で額にヒンドゥ教徒のような丸い印をつけた子供と盛り上がった時だって、そんな事は一言も言わなかったからです。
「何でおでこにシール(丸い印)貼ってるの?」とは聞かれましたが、その時、肌の色については特に疑問を持っていなかったようでした。
 保育園の時も、黒めの肌で噛みそうなカタカナ名の兄弟がいましたが、息子には何も聞かれませんでした。
 息子は七歳になって、「あの子は日本人と違う肌の色をしている。だから外国人なんだ」という認識が出てきたようです。これも成長でしょうか。
「あの子は日本人なんだよ。日本で生まれて日本人の名前で日本語を喋っているでしょ」
 私はこのように説明しましたが、息子はどうも納得しきれていないようでした。もっと大きくなったら、理解できる時がくるかもしれません。

 誤解のないように追記しておくと、息子が言いたかったのは「あの外国人の子は、僕のロボットを勝手に触った」という、子供によくある「○○ちゃんに○○された」の類いです、はい。