皮膚のトラブルやアトピー・喘息、そして数々の感染症。
魚鱗癬の息子が生まれてから色々振り回されてきましたが、気がつけば中学3年生の冬になってるじゃありませんか!
提出物は出さないし、ノートは人間に理解できない宇宙語がちょろちょろ。本人いわく「面倒くさい」。テストの点もよくないけど内申点は輪をかけて低いという現実。
しかも息子は魚鱗癬と喘息で病弱なので、1年間あたり総合計1ヶ月以上は確実に学校を欠席しています。
「あ、ここの単元習ってないねん。休んでる間に終わったみたいやな。教科書読んでおいたわー」
こんなことザラですよ、ええ。
「どうする?この状態……公立高校目指してほしいんだけど……」
中学3年間に積もり積もって、高校入試を前に青ざめる日がやってこようとは!
ひとまず、塾代助成費の制度を利用して息子が塾に通い始めたのが中学3年生の夏(それまで塾に行くのを嫌がっていました)。
個別指導でどの教科でも教えてもらう事が可能な「アップ学習会」を本人が気に入ったので、ここに決めました。チャレンジみたいに「ポイントためたらプレゼントゲット!」っていう制度があったのも大きいですね。
「習ってない単元で教科書読んでも分からんところはな、先生に言ったら教えてくれるねん」
「ほほう」
「テストの前日とかもな、理科やりたいって言ったら教科を変更してくれたわ」
「ほほほう」
英語と数学しか教科選択してないけど、柔軟な対応だなっ!
息子のように病弱で学校を休みがちな子供には、「アップ学習会」のような学習スタイルが合っているのかもしれませんね。
ちなみに毎回のテスト結果は、同じ教科でも30点代が70点代になって再び30点代に戻ったりします。かと思うと次は60点代だったり。
「いっつも点差が激しすぎやろ。何コレ……」
「ほら、テスト範囲によって得意不得意があるやん?」
そうかもしれんけど…息子よ、君の実力は一体どこを基準にしたらいいんだ?
点数だと分からないので偏差値で確認。
「うん、中の下か! 多分ねっ!!」
おい。公立大丈夫か?
塾の効果があるのかないのか分からないし、学校の提出物も出さないなら塾はやめさせようかと思ったのですが。
「家では全然勉強せえへんからな。塾に行ってる間だけでも勉強するから、塾は続けた方がええんとちゃう? 学校の課題優先やけど」
主人のお母さんがそうおっしゃるので、塾は続けることになりました!
よく考えたら、息子の高校受験に対するモチベーションが上がったり、テスト結果に対する焦りが生まれたのは、塾に行き始めてからなんですよね。心理面では特にいい効果を得ていることに気づきました。
それに塾でも個別面談があって、あくまでも本人の意思尊重ですが、偏差値や内申点を元に高校選びもサポートしてくれます。その後で学校の進路個別面談に出かけたらスムーズでした。
点数どうこう、偏差値や内申点どうこう。色々ありますけども。
「つーか試験当日、元気に試験が受けられるのか?」
これが一番の心配事です。
息子は春と秋に体調を崩しやすいので、3月に実施される公立高校試験日はヤバいのです。はらはら。
やむを得ない場合は別の日に受験可能(大阪府)ですが、一般試験より問題が難しくなるそうです。
そ、それは避けたい。低い点数が更に低く……ひょぇぇぇっ!
息子よ。
ゲームしながら、落屑しかけの皮膚をむしってる場合じゃないぞ。
って、そんなことしたら皮膚の割れ目から菌が入ってまた感染症にかかるやん。「あっ、血出た」とか平然と言ってる場合じゃない。やめて〜!!
息子は今日もマイペースです。