北海道 十勝の深掘り
全国の読者の皆様に、「北海道十勝ってどんなところ?」の疑問に深掘りしてお伝えしてまいります。
【広尾】秋の風物詩であるシシャモ漁が12日、十勝管内でも始まり、道内有数の漁獲量を誇る広尾町の十勝港で初水揚げされた。
太平洋沿岸で発生した赤潮の影響が心配されたが、初日の水揚げは約13トンで、昨年の約11トンを上回った。
管内のシシャモ漁は8日に始まる予定だったが、しけなどのため12日が初出漁となった。広尾漁協所属の約40隻が午前6時すぎに出港し、同11時すぎから相次ぎ帰港した。
一部の船では漁業者と家族らが岸壁にテーブルを広げ、シシャモと別の魚を選別した。同漁協ししやも漁業部会の下沢信昭部会長は「初日にしては全体量はまずまずで型も良い。今後も期待したい」と話した。
大樹漁協でも同日、12隻が出漁。大津漁協は13日に始まる予定。漁は11月まで続く。 北海道新聞(金谷育生)