十勝の活性化を考える会

     
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ワクチン接種

2021-05-25 05:00:00 | 投稿

515日付け読売新聞の記事を載せよう。

新型コロナウイルスのワクチンを巡り、自治体の首長らが、優先接種の対象となると判断したり、キャンセル分を活用したりして接種したケースが相次いで判明している。行政の司令塔である首長の接種に明確な規定がないためで、住民の賛否は割れている。 「自分が感染すれば市政が停滞する。打ちたいと依頼した」。群馬県伊勢崎市の臂(ひじ)泰雄市長(68)は14日に臨時記者会見を開き、4月27日に医療従事者分の接種を受けたと明らかにした。(2021.5.15読売新聞より抜粋)』

 

 この記事に関しては、マスコミなどで取り上げられ賛否がいろいろと出されていたので、私が意見を述べるまでもないだろう。ただ、私が感じたことはお隣の中国と日本の違いである。中国では、まず初めに首長がワクチン接種を受けただろう。そのあとに中国人民がワクチン接種を受けただろう。

これは簡単に言えば、共産主義と自由主義の違いである。どちらの体制を選ぶかは、日本は自由主義国家なので自由である。ただ、コロナ禍を早期に収束したのは、中国に間違いないだろうし、早期に景気回復を遂げているのも間違いないであろう。コロナ禍を撲滅するには、何事もスピード感を持ってやってほしい。

日本人は完ぺき主義者なのかどうかは分からないが、動き出すのに時間がかかり過ぎるようである。ただ、動き出すのが遅かったのかどうかは分からないが、終わるのも遅く、あの敗戦では三百万人もの尊い命を亡くしている。早く“ポツダム宣言”を受諾していればと思って残念でならない。

「十勝の活性化を考える会」会員T

注) ポツダム宣言

1945年(昭和207月に開かれたポツダム会談で協議されたうえ、同年726日、米英中三国政府首脳の連名で日本に対して発せられた降伏勧告の宣言。

この宣言は全部で13項からなり、日本がこのまま戦争を継続すれば日本の国土は完全に荒廃してしまうこと(3項)、いまや日本は壊滅への道を続けるかそれとも理性の道を歩むかを決定すべきであること(4項)を述べ、連合国が要求する戦争終結の条件として次のものを掲げている。

  • 軍国主義の除去、(2)日本国領土の占領、(3)カイロ宣言の条項の履行、および本州、北海道、九州、四国および連合国が決定する諸小島への日本の主権の制限、(4)日本国軍隊の完全な武装解除、(5)戦争犯罪人に対する厳重な処罰、ならびに民主主義の確立、(6)賠償の実施と平和産業の確保。またこの宣言は、以上の諸目的が達成され、日本国民の自由に表明された意思に従って平和的な傾向をもった責任ある政府が樹立された場合には、ただちに占領軍を撤収することを明らかにしている項)。

 ポツダム宣言が発せられるや、日本政府および軍の首脳の間では、それを受諾すべきか否かにつき深刻な討論が闘わされた。日本政府はいったんは拒否を通告したものの、広島や長崎への原爆投下(86日、89日)、ソ連の対日参戦(88日)とますます絶望的な状況へ追いやられたため、ついに受諾するに至った。814日、日本政府は宣言の受諾を決定し、同日夜、終戦の詔勅が発せられた。

(出典: 小学館 日本大百科全書より)