十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

リハビリスポーツ

2021-05-07 05:00:00 | 投稿

 

知人に私と同じ脳出血を罹患した人がいる。彼は、そのことをきっかけに仲間と一緒に、“リハビリスポーツを行なう「輝水会」という非営利型の一般社団法人を作っている。その法人の詳しい説明は、ホームページにあるので、人間の役割などについて書いてみたい。

当たり前であるが、人間は同じ環境に置かれなければ、その人の本当の気持ちは分からないのである。ある知人は自分も人口臓器(オストメイト)になって、その人の苦労がはじめて分かったと言っていた。東京オリンピックの出場を決めた水泳の池江璃花子選手も、ガンになってはじめてガン患者の気持ちが分かったと言っていた。私は脳出血を経験して障害者になったので、障害者の気持ちが分かるようになった。

知人に50歳の時に、視覚を失った人がいる。彼に対しては、難聴者がとても気を配って接している。きっと、同じような苦労を知っているからであろう。また、私は倒れた時に“三途の川”を見た。ハビリ施設の看護士さんは、三途の川を見た患者に対しては、対岸に行かないように言うそうである。なぜなら、川の対岸の天国は、お花が一杯ある所で、一度行くと現世には戻ってくることが出来ないからである。

倒れて分かったことの主なものを挙げると、以下のとおりである。人間の幸せは、お金でなく健康であるということ。 もちろん、お金も必要であるが、多くは必要としないこと。人はみんな支えられて生きているので、感謝することが大切であること。そして、自分の役割を発揮することである。私の役割は、“フードバレーとかちマラソン”を、フルマラソンに格上げすることであると思っている。

新型コロナ禍で日本社会が騒然としているが、自分の役割を粛々と行なっていけば良いのである。不運により若くしてガンにかかることもある。交通事故に遭うこともあるが、人は諦めないことが大切である。

「十勝の活性化を考える会」会員T

注) 輝水会

【理念】

脳損傷や神経難病などにより生活機能に課題がある人に、体力の維持向上とともに、患者から生活者となり、再び輝いた人生を送るための心のきっかけづくりを「水中リハビリテーション」「リハビリテーション・スポーツ」の実施を通じ、自立(自律)と社会参加を促す手伝い(支援)すること

【取組】

回復期リハビリテーション病院を退院後、地域に戻り生活するためには、日常生活動作を再獲得するだけでなく、気持ちの切り替えを行える機会(心のきっかけ)が必要です。たとえ機能障害があっても、きっかけさえあれば、自分が持つ潜在能力を活用して社会参加し、住み慣れた場所で生き生きと暮らすことができます。当法人は、「スポーツ」という手段を用い、心のきっかけづくりの手伝いを行っています。 障害のある人、高齢者であっても、人は皆、可能性と能力を持った人間であるという観点で、これまでの「受動的に管理されたプログラム」ではなく、自らが能動的に主体性を持ち行う「能動的主体性プログラム」として実施しています。  (出典:Yahoo検索より)