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北海道 十勝の深掘り 夢の就農へ女性研修生続々

2021-05-02 05:00:00 | 投稿

北海道 十勝の深掘り

全国の読者の皆様に、「北海道十勝ってどんなところ?」の疑問に深掘りしてお伝えしてまいります。


夢の就農へ女性研修生続々

北海道新聞 2021/04/28

【新得、鹿追】新得、鹿追両町の女性農業研修が人気だ。
本年度は新得町立レディースファームスクール(LFS)と鹿追町の産業研修に計21人が参加。各町の専用施設を生活拠占として1年間(鹿追町は7ヵ月~1年)、農家で酪農や畑作を学ぶ予定だ。女性たちは「農業をやりたい」と目標が明確で、農業の担い手不足の解消へ期待が高まつている。
(伊藤圭三)

新得、鹿追町 本年度21名

 新得のLFSには今春、18~41歳の10人が入校した。昨年はミャンマー人6人が短期研修しただけで、1年間の長期研修は1人だけだった。このため町は全国の農業関連の高校、専門学校、大学など約900校へ案内を送り、国の支援が受けられることなどを紹介。PRが奏功し、10人のうち7入が高校卒業後の進路としてLFSを選んだ。
 LFSは1996年に始まり、これまでに約220人が修了。浜田正利町長は7日の入校式で「5年ぶりに多くの研修生を迎えることができた。修了後のたくましい姿がみたい」と歓迎。帯広農業高卒の岡崎瑠依さん=(18)旭川市出身=は「現場で学びたいと思い決めた。酪農ヘルパーになりたい」と語った。
 鹿追町の産業研修には18~31歳の11人が参加。この数年は毎年10人前後が参加し、本年度も多くの女性を迎えた。9日の歓迎式で喜井知己町長は「研修後も鹿追で活躍を」と期待。福井市の高校を今春卒業した土橋昌代さん(19)は「牧場経営が夢」、福島県出身で短大を1年間休学して参加した菊地幸奈さん(19)は「何かに挑戦したかった」、ホテルフロント係から転身した佐藤瑠衣さん(19)は「北海道や農業の将来性に引かれる。新型コロナウイルスの影響もあり今だと思った」とそれぞれ意欲を語った。
 北海道農業担い手育成センターは「今年は農業研修が好調。新型コロナのため都会での生活が不安という人の農業志向が増え、意識も高い」と分析。道職員として長年農業に携わった新得町産業課の河津祐二課長は 「今年は企業の採用が鈍いと聞く。そんな時は農業への関心が高まる。地方にチャンス到来と思っで売り込みたい」と話している。

 

 

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