ROSALIND凸ヤマ翁の『Wスタな日々』

みちのくの御長寿旅バンド・ロザリンドの随想録。

BloodSweat&Tearsの巻 第一章

2011-04-28 22:36:00 | 70年代HARD ROCK奇譚
いやあああ、コレは手付けたらタイヘンだわいね('~`;)
BloodSweat&Tears第一章
来ましたよ、ひとみちゃんo(^-^)o♪


略してBS&T、な~んて全く御存知無くとも、
↑この曲だけなら皆様御存知なのでは?
東洋の異国、日本の武道館でライヴしてみっか?ってな
大物外タレ来日の先駆だった彼等は、
所謂、JAZZ屋さん達が
『最近流行して来たROCKってえモンの、8ビートてなぁ
 こんな感じなんぢゃね( ゚Д゚)?』

と狙って一山当てちゃろう、的な発想のバンドでした。
(後のフュージョンとかクロスオーバーとは違うスタンス♪)
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(↑Bass&Drumコンビの非凡さと、
このBANDの異常な
 アレンジ能力の高さを十分に伝える曲。
 この特殊なノリは、単なるHARD ROCKERには絶対に
 出せないと思う。間奏部の展開、ブラス・アレンジもお見事♪)


デビュー時はBluesProjectに居た二人、
ギターのスティーヴ・カッツさん
(名曲『Sometimes in winter』の作者)と
Lynyrd Skynyrdを発掘したプロデューサーとして
御存知の方も多いと思われるアル・クーパー
(Key&Vo)さんってブルース&ロック畑のヒトが
中心となり、JAZZのブラス隊を導入した
大編成(9人)BANDを演る、
って発案から出来上がった彼等BS&Tだったワケですが
かのランディ・ブレッカー(tp)もメンバーだった位で
JAZZ畑から来た人達が豪華過ぎて(^_^;)音楽家
としての水準も物凄く、
BAND内に3人も超一級アレンジャーが居る体制!
(バークレー卒です、教鞭取ってます、オーケストラ・スコア
 書けますけどなにか( ゚Д゚)?的なw)


それが災いして?か
リーダーだったはずのアル・クーパー氏の
メソメソした哀歓溢れるVoでは
(それはそれで一つの完成を見せて居り、
 上記1stアルバムの仕上がりも非常に良い)
バックの演奏力量と渡り合えない、とBAND自体が
判断し始め、より強力なパフォーマー&
ヴォーカリストを求めクーデターが発生、
リーダーは放逐され、新たに加入したのが、
冒頭映像のカナダの木こり、
ディビット・クレイトン・トーマスでありました。

彼の圧倒的存在感の男臭いVoスタイルが
通好みのBS&Tをして一般聴衆に向け
大ブレイクを果たさせる起爆剤となり、
これから後は
良くも悪くも彼がBS&Tの顔となってしまい、
現在に到るも彼はBS&Tに出たり入ったり
を繰り返し、酷い時には
彼のショーでバックを勤めるBANDの呼称が
BS&Tになっちまってる、的
事態も発生('~`;)

(物静かな本格ミュージシャン、インテリ揃いの
 このBANDに於いて、ビックバンド時代のクラブ歌手
 スタイルを踏襲する彼の水商売的な豪放磊落感は
 ついぞBANDに馴染むこと無く、
 浮き上がって居たらしいデスw)


他にも、このバンドでは
フュージョン界隈でガッド・ギャング等でも著名な
ルー・ソルフ(tp)やら、映画『ブルース・ブラザース』で
sax奏者を演じたルー・マリニ.Jr、
エドガー・ウインターのWHITE TRASHで活躍した
ラリー・ラクロア(Sax&Vo)、
ジャコパスのWARD OF MOUTHやら
ギル・エバンス・オーケストラのディブ・バージェロン(tb)
・・・ってな錚々たるメンバーを輩出しちょります(o^-')b

ですが、何よりもこのチームの
『JAZZ的アレンジ能力とブラス技量』、
『D.C・トーマスの歌唱力』
と競い合う、更なるもう一翼を担ったのは

CSN&Yで後に大ブレイクする
スティーブン・ステイルス
ニール・ヤングが在籍した、
Rock畑のBuffaloSpringfield
Bass弾いてたジム・フィルダー氏と
JAZZ畑ながら、若さや柔軟さによって
Rockの8ビートへの
天才的順応と適性を見せたドラマー・
ボビー・コロンビー氏の
リズム隊コンビが編みだした
当時 新機軸のアプローチ、でしょう。
(彼等の演奏スタイルは とてつもなく
 新鮮なモノだったんですよ?)

かくてBS&Tは此処に、
『スイングしてヒット曲が出せる、
 豪華なブラス・セクションを
 含んだROCKバンド!』

なる新ジャンルの金字塔を打ち立てるコトに成功(o^-')b

これは『ブラス・ロック』なる呼称で括られ、
Chicagoがこれに続き、小欄
http://white.ap.teacup.com/yama-rosali/252.html#readmore
で紹介したCHASEもこの範疇に登場する
流れの始祖となりマスo(^-^)o♪

モチロン・・・続きますw




コメント
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