釋超空のうた (もと電子回路技術者による独断的感想)

文系とは無縁の、独断と偏見による感想と連想と迷想!!

及び釋超空のうたとは無縁の無駄話

雑談:芥川也寸志の音楽

2013-08-10 11:13:59 | その他の雑談
NHK BSでクラシック倶楽部という1H枠の音楽番組が毎朝放送されている。

私はこの番組は片っ端から録画していて暇なとき・・・まぁ、いつも暇なんだが・・・気が向いたら視聴している。

私はマーラーやワグナー以外の声楽は苦手で其れらは敬遠しているが、それ以外は全て視聴している。詰まらなかったら途中で遠慮なくoffできるから重宝である。

時々、現代の日本の作曲家による曲も演奏されることがあるが、特に日本の作曲家という故でもないが余り私は面白いと感じたことはなく大抵は途中でoffしている。

昨日、芥川也寸志の特集の録画を視聴した。

芥川也寸志と云えば、あの赤穂浪士のテーマ曲が有名だが、私はこの曲は名曲だと思っているから、この番組での此の曲の演奏も気持ちよく聴いた。

私は芥川也寸志の音楽は此れしか知らなかったが、放送された他の数曲は初めて聴いたのだが、私は気に入ってしまった。

彼はショスタコーヴィチやプロコフィエフの音楽を敬愛していたそうで、私はプロコフィエフは馴染みはないがショスタコーヴィチは比較的よく聴いているので、この放送で紹介された芥川也寸志の曲を聴きながら、なるほどと思ったりした。

日本の作曲家というと武満徹しか私は知らなかったが、芥川の音楽は武満徹の世界とは全く異質なモノで、武満徹を陰とすれば芥川は陽でかつアグレッシブとでも云える曲相であった。

ここらがショスタコーヴィチ的とも云えて私には此の一種の『騒音』が快かった。

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映画音楽というジャンルはあるが、TVもしくはラジオ音楽 (これらの番組でのオープニングやエンディングで流される音楽) にも私の印象に残っているものが、いくつかある。

冨田勲の『日本の素顔』や『新日本紀行』。

喜多郎の『シルクロード』。大野雄二の『小さな旅』。

これらは後世に残るべき名曲だと私は思う。TVやラジオの終了と共に泡沫のように消え去るには惜しい。

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昔、『世にも不思議な物語』という毎週一回一話の恐怖番組があった。私は好んでみていたのだが、ネットで調べたらあった。

http://www.jikanryoko.com/yonimo.htm

この番組のオープニングに流れる曲は私は今でも耳の奥に残っている。

たらーら、たらーら、という旋律が不安定に下降していくもので、作曲者は分からないが私は此れも「名曲」として挙げたい。 たぶん、この番組をご存じの方もいるだろう。