碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

それはデジカメの購入から始った 3

2009-11-02 10:12:01 | 日記風雑感
山道を登ったり下ったり、昼飯も食わず、歩き回っていると
登山者の5人グループが下りてきた。中年の女性4人と男性1人の
グループで、頂上からの帰りだそうで、早速、犬に会わなかったか
聞いてみたのですが、誰も、見ていないというのです。家内とは途中で
出会って、犬の話を聞いていたらしく、気にかけていたそうなのですが。
いろいろ話しているうちに、猿の群れがいたとか、山の下のほうで犬の鳴く
声がした、とかいう話も出てきて、いよいよどこへ消えたか、
わからなくなってきた。猿かなにか動物を追って行った可能性が高いと
思いましたが、それなら、そんなに長くもどってこないことはないので、
どこかで怪我でもして動けなくなったとか、道が分からず、
ふもとの村のほうへ行ってしまったとかいろいろ、考えながら、
また家内が待っている地点まで、歩き始めたのでした。しばらくして
家内が一人で、山道を下りてきた。話によると、待っている間に、弁当を食べて
いると、何か黒いものがいたので、怖くなって下りてきたらしい。
猿かカモシカか熊か判らなかったらしいのですが、きっと動物だろうと思った。
ここから上にはいないと判断し、白山展望台から駐車場までを探すこと
にしました。二人で、犬の名前を呼びながら、また下ることになりました。
ヤレヤレ。足早に下ると、先ほどの登山者の中年グループに追いついた。
その際に連絡用に、携帯電話の番号をおしえて、先にすすむと、やがて、
白山展望台につき、そこで、小休憩し弁当をほうばって、駐車場まで、
また、名前を叫びながら、歩いたのでした。しかし、犬は一向に現れず
手がかりもなく、駐車場まできてしまいました。
そして、山のふもとの方で犬の鳴き声がしたということで、車で
ふもとの村までおりてみました。村の人にもきいてみたのですが、
誰も犬をみていません。時間的、距離的に村まで来ているとは
考えにくいのですけれどやはり念のために、村を回ってみました。
スキー場の駐車場に5人ぐらい人たちがいたので尋ねると、その泣き声は
彼らが連れてきた犬の鳴き声であることがわかった。
やはり、ここまで下りてきてはいないのでした。彼らは、犬の訓練を
している人々で、事情を話すと、いっしょに探してくれるということになって
また犬がいなくなった登山道へ車で取って返し、夕方の時間で、すでに
薄暗くなっているにもかかわらず、山道をのぼりはじめました。
20分ぐらい歩きまして、これ以上いくと、帰りの道が見えなくなるので
引き返しましたが、犬は5日ぐらいは飲まず食わずでも、生きていると
いうことで、あしたまた探すことにして、この日はこれで、引き上げた
わけです。




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