碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

それはデジカメの購入から始った4

2009-11-05 20:42:25 | 日記風雑感
この日は、娘も同行して、昨日家に帰ってから、パソコンでチラシと
ポスターを作ったので、それを村のあちこちに配って村の人々に犬を
見つけたら連絡をくれるようお願いしてまわりました。といっても村には
年寄りが数人いただけですが、みんな親切に協力を約束してくれました。
そして電柱にポスターをくくりつけてからまた昨日と同じ登山道へ犬を
探しに行きました。娘は、わたしと別れて車で、あたりの道路と
村の周りを探すことにして、私は登山道の入口のブナの大木に
最後のポスターをくくりつけた。そして今日こそ見つけるぞとばかり、
いさんで、木立の中へ足を早めたのでした。時刻は11時15分
天候はうす曇、風は無し気温16度体重は60K視力は1,0
弁当はお手製のカラシサンドそして、袋いっぱいのドッグフードと水1L
を用意しました。こんな日のためにいままでランニングとウオーキングを
続けてきたのだ。家から鶴来まで往復20KMをひた走ったあの
夏の日の成果が、この秋の山の中で実を結ぶのだ。きっと。
心は錦秋の山と同じく燃えているのだ。
秋の山道は静かで、枯葉の散る音と小鳥の鳴く声しかきこえません。
カサコソと鳴る枯葉の散る音を、犬の気配とまちがえながら、
あたりの様子を注意深く観察して、ところどころにドッグフードを
一握りづつ置いてゆきました。このあたり一帯は、猿の群れが
多くいるのですが、登山道の入り口へ向かう途中に道路を、親子の猿が
5匹ほど横切っていくのを見ましたし、この日はカモシカも我々の車
が通るのを見つめておりました。熊は幸い見てないのですけれど、
今日はなんだか出そうな雰囲気です。山に入ったら、山全体の雰囲気
をつかまねばなりません。五感六感を働かせて、忘れた野生の感覚を、
とりもどすことが大事です。そうすると、いろんなものが見えてくるのだ。
額には第三の目がひらき、アドレナリンが体にながれ集中力
をたかめて、カムイに変身するのだ。ブフブハ
猿と犬とは犬猿の仲というくらいで、敵対心が強いらしい、本当かどうか
犬に聞いてみないと分かりませんが、村で聞いた話によると、1対1では
猿は逃げるのですが、群れになると犬を襲うことがあるというのです。
しかし、犬を食べる動物はいないという昨日の犬の訓練師の言葉もまた
真実であれば、推理としては、ここは猿のホームグランドですから、
うちの犬が猿を追いかけたところ、それに怒った仲間の猿たちが、
なめんじゃねとばかり逆に仕返しをして、あわてて逃げたところ、
道が分からなくなって、通りかかったカモシカに聞いたら
「そうかもしかしたらあっちかもしか」とだまされて、山深く入り、
熊に見つかって捕らえられ、「わしのなぞに答えられたら、逃がしてやろう、
なぜ、モノリス自体はスターゲートに落ち込まないのか答えてみよ」
などと難問をふっかけられているかあるいは怪我をしたか何かの理由で
動けなくなった可能性もある。そうなると、探すのはたいへんです。せめて、
大声で名前をよんで、1人救援隊が来ていることをおしえて勇気付け、
辺りの動物を遠ざけることしかできないのではないかと考えつつ、
声をからすぐらいに犬の名前を呼びながら、40分ぐらい上って、
通称白山展望台まで歩いた。きのうから何度ここへきたのか、
今日もはっきりしない白山の頂上を眺めながら、昼食をとる。
バタートーストにマスタードをぬり、きゅうりをはさんだサンドウィッチと
みかんを食べ、お茶を飲んで、一服する。昨日はこういう事態になるとは
思ってもいなかったので、犬に昼飯を与えなかったことが悔やまれる。
チョコだけ1個あげたのですが、もっと食い物をくれとばかり、さかんに
飛びついて催促していたことが思い出されます。ここから上は、昨日犬が
いなくなった地点ですから、念入りに探さねばなりません。


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