碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

ドイステープ山麓一周ツーリング3

2017-01-01 21:17:30 | タイ紀行
仏様の導きで、象の姿を眺めていると、ソンテウに乗った一団がやってきた。象に乗って、あたりをめぐることが出来るので、そのお客さんたちです。小さな事務所小屋にいた管理人に訊いたら、一回に1200バーツだと言っていた。そのお客さんを連れてきた女性のガイドさんに我々が目的としている道を尋ねると片言の日本語と英語とタイ語で、国道1096号へ出る道を教えてくれた。とりあえずそこまで出れば、現在地がわかるので、一安心というわけです。山から下ってきた道をそのまま、同方向にバイクをはしらせると、高級スパやリゾートホテルを過ぎて、やがて国道1096号へでた。このあたりは、リゾート開発が進んで、しゃれたホテルやスパやカフェなどができていて、町のような雰囲気になっているが、お客さんの姿はあまり見かけない。女性のファランが数人歩いているくらいです。確かに気温はチェンマイより低く過ごしやすいし、避暑地としてこれから発展する可能性はあるが、田舎なので、自然に親しむにはいいけれど、長期滞在はちょっと飽きてくるかもしれない。日本の温泉地へ行く感覚で、バンコクあたりから避暑にやってくる人がいるのかも知れない。日本の高度経済成長期のリゾート開発ブームが頭をよぎります。国道を右折して少し行くと、また右側に道路が見えた、近づいてみると、道路の入り口に看板があった。草に覆われて、下の方が見えないので、バイクを止めて、草をどけてみると、なんと英語でbuddha hand print 1.5kmと書いてあった。これは目的地の一つの<仏陀の手跡>ではないか。ついに目的地に近づいた。いよいよ仏の導きだ。我々はその脇道へ、迷うことなくバイクを進めたのでした。もう勝利は近いぞ、はるばる遠征した目的の一つがついに達せられる時が来たのだ。かくして、老年3人組の二台のバイクは<仏陀の手跡>へと突きすすんだ。しかし、またもやというか、やはりというか、なかなか<仏陀の手跡>は見えてこないのだ。とっくに1.5kmは走っているのに、途中で標識でも見落としたのかそれらしい建物や場所が見えてこないのです。3度目の正直で今度こそ、すべてが報われる時が来たと思っていたのに、♫どうしたんだよヘヘイヘイ♩ 忌野清志郎が叫びだす。ヤバい、このままいけばまた山の中へ入るような道だ。見つけられなかったら、最悪ツーリングも現地解散だ。そう思った矢先にちょうど、見晴らしのいい斜面にあるレストランの前に来た。この際ここで休憩して昼飯にしよう。すべてはレストランで改めて道を聞いてからだ。腹減ると気が立ってくるので、Sさんが文句を言いだす前に、今が絶好のタイミングだった。おあつらえ向きのレストランであった。ヤレヤレ








森の中に別荘があったり、遠くリゾート施設が街のように眺められる。その下を国道1096号が画面の左右方向に通っている。
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