碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

ドイステープ山麓一周ツーリング5

2017-01-11 11:33:04 | タイ紀行
新たな年が始まり、すべての人に幸せが訪れることを祈念して、ワットウモーンの仏様にこうべを垂れてきました。年をとると殊勝になります。新しく孫も生まれ、家族が増えて、みんなの面倒をこの先見きれないので、神様仏様に頼んできました。・・年末年始に人が来たり、いろいろあってツーリングの話を忘れないうちに書いておきます。

<仏陀の手跡>をようやく拝むことができて、ツーリングの目的がひとつ達成されたので、なんかほっとして次の目的地は、川べりのレストランでコーヒーでも飲むことにした、国道1096まで戻り、朝きた道をチェンマイ方向へ戻るように進むとしばらくして、進行方向の右側が谷になってくる。きっとこの川下にレストランがあるのではないかと予想しつつ走っていると、不意に谷にかかる小さなつり橋が目に入った。スピードを出して走っていると見過ごすくらいの小さな吊り橋です。たまたま、停車しながら、Sさんとの間隔を詰めようとしたときだったので運がよかった。チャオに載っていた写真を覚えていて、気が付いたのです。あの<恐怖の吊り橋>です。遅れて来たSさんが、なんでこんなとこで止まるのか怪訝な様子でやってきた。チャオに載っていた写真よりも小さく見えるので、これが本当の<恐怖の吊り橋>かどうか疑問を確かめるために、チャオを出してその写真と見比べてみると、本物に間違いないということになった。Sさんも納得した。









この<恐怖の吊り橋>は何が恐怖かというと、高さは10m足らずでさほど怖くはないのですが、この吊り橋に使われている足元の板です。古くて半分朽ちているような板が並んでいて、横に渡してある板の一枚に足を乗せると、ミシミシという音をたてます。あわてて横板何枚かの上に縦においてある板の上に飛び乗るという実にスリリングな体験をしてきました。地元の人はわかっているから、板2枚幅の縦板の上を歩くのでしょうが、初めて来たものにはヤバいです。新しい板を渡せばいいのにと思うが、地元では、これぐらいで四の五の言わないらしい。壊れて通行ができないくらいにならないと修理はしないのだろう。まさかこれを観光名所にする気になっているとは考えにくい。かくして、予想外に<恐怖の吊り橋>を見ることが出来たわけです。しかし、ここに<恐怖の吊り橋>があったということは、チャオに載っている地図がおかしいとこの時気づいたのです。国道1096号から脇道に入っているような書き方をしているが、実はそうではなくこの橋が国道1096号沿いにあるわけだから、脇道などは無く1096号があるだけだとわかったのでした。このままいけば朝に寄ったイチゴ畑へでて、チェンマイからの107号と交差するはずです。地図に書いてある脇道は実は107号につながっている1096号なのです。チャオの地図の書き方が不正確であることが解った。ずうっと脇道を探して走ってきたのにバカを見た。この情報誌の不正確さが全く頭になかった我々がバカだった。いくら無料の情報誌とはいえ、日本人向けの情報誌であれば、正確さを記してほしいもんです。個人のいい加減なブログ情報とは違うことを心得てほしい。ワシのブログを読んでツーリングに行く人のために、ここははっきりくっきりしておかなければなりません。チャオの地図は不正確です。誤解を招きます。出発前に正しい位置関係を確認してください。ご注意ください。



ここまで来てようやく、今日の事態が呑み込めたので、そうなれば、川沿いのレストランもすぐ近くにあるはずで、きっと朝に通過した場所にあったはずです。そういえば思い出すのですが、川の中にパラソルがちらほら見えたあの場所です。バイクで行くと10分もかからないところにやはり、そのレストランがあった。朝は車が少ないので見逃したが、今来てみると駐車した車がずらりと並んで、にぎわっていました。もっと早く気が付けばよかったのにと思いつつ、川沿いをのぞいてみた。その日は日曜日で家族ずれや、カップルが多く、川のなかにあるお座敷?はいっぱいの人でした。京都にある川床座敷のある料理屋を思い出しました。







ここの、レストランのお姉さんに、川床でコーヒーは飲めるかと聞くと、この場所は料理を食べる人だけらしい。おなかはすいてないので、コーヒーはどこで飲めるのかと聞くと、500mほど下ったところにカフェーがあるというので、そちらに移動し一服することにしました。







猫カフェーではないのですが、おもてなしですか。・・

と言うわけでドイステープ山裏街道の1丁目2番地あたりに戻ってしまったので、このままチェンマイへ撤退することになった。結局、一番行きたかった場所は行けなかった、タイの山の風景を見たいと思ってこのツーリングに出たのに、それはまたの機会になってしまった。今回も完全踏破とはいかなかった。無念のツーリングになってしまいました。












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