碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

ブログネタが枯渇してまあす

2008-12-20 14:55:08 | 日記風雑感
今日は、少し体調が回復してきましたので、久しぶりに、ブログ
にむかって、リハビリをかねて、頭をつかっています。
がしかし、お腹が空っぽで、頭が空っぽ、ネタがないのだ。
ある作家は筆が進まず、天井を見つめ、畳の目を数え、
広辞苑を読み始め、井戸に注ぐ一滴の呼び水をもとめて、
一晩徹夜してしまうことがあると言うくらいだから、凡人にして
むべなるかなと思うのですが、スポーツドリンクを飲みながら
ジャズを鳴らしながら、読みかけの本をながめつつ、
言葉が凝集してくるのを待っているのですが、陽が傾き
たそがれていく景色を窓からながめるばかりです。
こうゆう時には、漢詩に頼るのが常套手段になっておりますので
ちらちらと眺めておりますとありました。

  答人 (人に答う)       太上隠者

偶 来 松 樹 下   偶たま松樹の下に来たり
高 枕 石 頭 眠   枕を高くして石頭に眠る
山 中 無 暦 日   山中 暦日無し
寒 蓋 不 知 年   寒尽くれども年を知らず

たまたま松の木のもとへ来かかったところで、
私はそこの石の上に枕を高くして安眠する
山中の生活には暦も無いので、寒気が尽きても
今年が何年であったか知りもしないのだ。

作者が姓名を聞かれたとき、何も言わずこの詩一首を残して
去ったという、まさに隠者の隠者たる詩ではありませんか
ひょっとして認知症であったのかもしれませんが
こういうとぼけた詩が好きなんです
ワシもこの場面に似た経験があります。一人で山に入り、
疲れて途中の落ち葉の溜まったブナの木の下で、寝入ってしまった
のですが、そこへ、登山者が通りかかり、私の様子をうかがいながら
どうかしたのかと聞くので、せっかくの安眠を邪魔された覚えがあります
こんどからは、この詩を見せようかと思っています
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