碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

それはデジカメの購入から始った 7

2009-11-14 16:21:36 | 日記風雑感
今日は昨日と変わって朝から雨がふっていてた。
娘が一緒に山へ入って捜索するということになった。というのも、
犬のもらい手は娘なので、いわば正式な?親権者なのです。したがって、
責任を感じているのかも知れません。山へ着くと幸い雨は激しくなく、
小雨がパラつく程度でした。ポンチョを着て、二人で、登山道を登るのは
考えてみれば初めてのことです。娘が小さいころ、時々いしょに山へ登った
ことはあるが、大きくなってからは、いしょに行動するのは、ほとんど
なくなって、まして山へ行くのはありえないことのように思っておりましたが、
これも、犬のおかげです。二人で犬の名前を呼びながら、山道を歩き始めました。
何度も来ている道ですが、私は道の右側を、娘は左側をさぐるように分担をきめ
もう一度、探して歩きました。道は雨でぬかるんでいますが、注意深く昨日
置いてきたドッグフードを調べながら、進んでいきました。しかし
餌は減っておりません。昨日と同じようにそのままそこにありました。
ということは、犬がこの道を通っていないということだとすると、いったい
どこへ消えたのでしょうか。通称白山展望台で、一休みし、サンドイッチと
おにぎりの弁当を食べ、昨日餌を置いたところを全部調べてみることにしました。
急なのぼりのところまで、二人で手分けして、道の両側を丹念に調べましたが、
やはり残念ながら、手がかりはありませんでした。
こうなると、あきらめの気持ちがだんだん大きくなってきます。
ここから、登山口の駐車場まで、もう一回探してみて、いなかったらあきらめる
ことにしなければならないかなと、心では思いつつも、娘には、そうは
言い出しかねておりました。今来た道を引き返して、そろそろ、駐車場近く
になって、先に行ったの娘の姿が見えないくらいになると、ひとりで最後の
お別れの呼びかけをしました。けじめをつけるつもりでした。
「ムクーもう帰るぞー、ありがとうー、元気でなー、さよーならー」
そう口に出すと不覚にも涙がにじんできました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« それはデジカメの購入から始... | トップ | それはデジカメの購入から始... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記風雑感」カテゴリの最新記事