碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

それはデジカメの購入から始った 6

2009-11-10 14:20:12 | 日記風雑感
木々の葉が落ちはじめて、明るくなった尾根道を登り、昨日と同じ場所まで来た
ので、この後は、高い木に登ってみて何か見えないか、ひょっとして犬が
木に登っていないか確かめてみようと、辺りの木を物色していたら、ちょうど良い
具合に、大きなブナの木がありしかも上りやすいところに枝やくぼみがありまして
早速木にしがみつきました。木登りは何年ぶりでしょうか,
知らない人が見たら、へんなおっさんが木にしがみついてい
おかしいんじゃないかと思われるに違いないのですが、ここは人が1人もいない
のです。いわばすべて貸し切りの山なんですわ。何をしようと自由です。
見ているのは、お日様ぐらいなもんで、恥も外聞もないのだ。
枝が尾根側に出ているのと谷側に出ているのがありまして、見晴らしの利く
谷側の枝をよじ登り、辺りを見渡しました。紅葉の木々が眼下に広がり
いい眺めではあるのですが、犬の手がかりは見当たりません。
わずかに、尾根の上のほうで枝が揺れておりました。きっと、猿の群れが
移動しているのでしょう。あの猿に聞けば何かわかるのですが、あいにく
遠くにはなれているので、きけません。
しばらく木に座ってお茶とみかんをたべながら、地球が回るのを見ておりました
風はなく、葉が落ちる音だけが聞こえる静かな山の中で、木に登りながら
時間をすごすのは、実は贅沢な時間なのです。すべての時間が自分のものです。
何もしない自由が味わえます。男は黙って木登りですう。この至福の時を
過ごさせてくれた我が犬におおいに感謝するしだいです。ひにくです。
もうしばらくすると風とともにトトロが出そうなので、木からおりて
落ち葉の布団のうえで待っている・・・トトロがきたら・・
猫バスに乗せてもt¥ら手いnnotと・><Sleeeeeep

はっと目が覚めると、猫バスならぬ、なにか黒いものが動いた。
カモシカだろうか、熊だろうかはっきり見定めることが出来ませんでしたが、
何かが動いて行った。昨日家内が見たものと同じであろうか、熊ならやばい
かも知れないと思いながら、恐る恐る、のぞきに行ってみたが、何も痕跡
がなく判りませんでした。ひょっとしてこれは熊が警告しているのではないか
と思い、大きなこえで、犬の名前を呼びながら、道を下りることにしました。
登山口の駐車場まで、一気に下りてきましたが、その間何も犬の手がかりは
ありませんでした。かくしてカムイ作戦はあっさりと敗れたり。しかし、
あきらめるのはまだ早い、明日があるのだ・・




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