碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

新聞記事から

2008-03-21 17:05:27 | 日記風雑感
中日新聞(3/19)の記事から
北京で2月の深夜、日本人の女性留学生が、頭を角材のような
もので何度もなぐられ、20針も縫う大怪我をする事件が起きた。
血だらけの女性は、道行く人に、中国語で助けを求めたが、
誰も知らぬ顔で通りすぎた。友人が駆けつけ、タクシーで病院へ
運ぼうとしたが、運転手たちも、血だらけの被害者を見て、
軒並み、乗車拒否をしたという。
日本人とは知らず、金目当ての犯行だった。どうして誰も助け
ないのか、中国の友人らに尋ねると「そんなのあたりまえ」
という答えがかえってくる。参照
一昨年の秋、南京の青年彭宇称さんが、バス停で倒れていたおばあさん
を助けて病院へ連れて行った。足を骨折し、日本円で数十万円もの
治療費が必要だという。すると、おばあさんは、
「この男が私を突き飛ばしたのよ」と彭さんを犯人にし、医療費の
支払いを求める裁判まで起こした。判決は「被告は黙って立ち去ること
もできた。病院まで送り届けたのは、心にやましさがあったからだ」
と判断。彭さんに治療費の40%の支払いを命じたのだ。
「助けた者が犯人」「自分さえ良ければ」の風潮は裁判所がつくった。
冷凍ギョーザ事件もなぞのまま・・・中略・・・・・
五輪に向けて突き進む「大国」のかげにちらつく、心の荒廃が気にかかる

という記事を読みまして、ちょっとショックでした。
これが、アメリカの話でも信じがたいと思います。
日本のヤクザでもこんな仕打ちはしません。
お隣中国の話ですから、裁判官とおばあさんが通じていたのでは
と疑いたくなりますが、すごいですねー、
ハードボイルドですねー、小説ならその日から
彭さんは復讐の鬼となるでしょうね。日本のなあなあの社会
とはかけはなれています。中国人は自分に不利にならなければ
チベットで何人殺されようが、見て見ぬふりしているのでしょうか。
個人主義というか利己主義というか、エゴ丸出しが
当然の社会なんでしょうか、かつて田中角栄が中国と国交
を回復し和平条約を結びに北京へ行って、日中戦争についてわびたとき
毛沢東は「喧嘩して初めて仲良くなれる」と言ったのですが、
喧嘩しない日本人は仲良くすることもできないのでしょうか。

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