碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

漢詩

2008-03-29 22:57:17 | 詩、漢詩、その他読書感想
題 帳氏隠居  杜甫   隠居の帳さん   訳自分

春山無伴独相求    春の山へ連れもなく一人で会いに行く 
伐木丁丁山更幽    木をきる音がして、山はますます奥深く静かである
澗道餘寒歴氷雪    谷道は氷雪のせいで寒さがのこり
石門斜日到林丘    石門(山)の林丘に日が斜めにさしていた
不貪夜識金銀気    欲がない人なので夜には金銀の気をみわけ
遠害朝看麋鹿遊    世俗の害毒から遠ざかって           
乗興杳然迷出處    朝には鹿が遊ぶのを看ているのでしょう
對君擬是泛虚舟    私は興に乗り暗くなって出る處に迷ってしまったが
               あなたに対面しているとあなたが無人の舟のようにただ
               浮かんでいるように疑ってしまうくらいだ


5行目以下はよくわからないところがあるのですが、
山深く隠居している人に対する憧憬あるいは敬意を表しているのでしょが
隠居する帳さんは何者でしょうか、
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