2009年は、今思えば最も鉄道写真を撮りに動き回った年だったと思う。
まず一つ目は冬の米坂線。この年の春のダイヤ改正で国鉄形の気動車が米坂線から撤退し、キハ110系及びキハE120系による運転となることに。少し前からホームにワンマン運転用のミラーも設置されており、いよいよその時が来たなといった感じ。

◇新潟色のキハ47+58(羽前沼沢~伊佐領)
子子見トンネル近くの「お立ち台」から雪景色を走る国鉄形気動車を狙うが、意外に天気が良い。狙いは雪が降りしきる中を行くイメージだった・・・。

◇同じ日の同じ場所を行くキハE120の二連
上の写真より2時間ほど前、こちらは良い感じで雪が降りしきる。当時は「ちぇっ」ぐらいに思ったのだが、キハE120が米坂線から撤退した今となっては、良い記念になった。

◇小国の町に下りてきた新潟色(伊佐領~羽前松岡)

◇首都圏色のキハ47が行く(越後金丸~小国)
新潟色も良いけれど、キハ40系には朱色が似合う。

◇宇津峠を下りてきたもうひとつの新潟色(羽前沼沢~手ノ子)
「イメージアップ新潟色」と言うらしいが、遭遇する機会は少なかったような。
上の5枚は1月に撮影した写真。2月に入ると国鉄形の撤退がいよいよ近づいてきて、米坂線沿線には多くの人影が(もちろん、私もその一人)。

◇小国駅を出発して加速するキハ47(小国~越後金丸)

◇宇津峠に向かうキハ40+キハ52(羽前沼沢~手ノ子)
国道113号線沿いの峠の茶屋(現在は閉店)があった駐車帯に車を停めて、道ばたから上り列車を狙う。双方の車体形状の違いが歴然で、同系列の編成なら格好良いのにと思う。(※米坂線を走る列車には2エンジン搭載車が連結されることになっていたようで、1エンジンのキハ40系のみで走行することは無かったと思われる。)
そんなこんなで、春が来て国鉄形気動車の定期運転は見納めとなった。
当時は山形市に住んでいて、はるばる(?)飯豊・小国まで出かけていたが、この時長井に住んでいれば、もう少し足繁く通っていたかもしれない。