新疋田駅を訪れた翌日、今度はJR飯田線中部天竜駅構内にあった佐久間レールパークを訪れる。2007年の18きっぷ旅では時間の都合で泣く泣く通過したが、2009年をもって閉館となることが発表されており、この機会に見に行かないと本当に泣くことになりかねない・・・。
きっぷは「青空フリーパス」を利用。往路は新快速と特急「伊那路」を乗り継いで中部天竜に到着。

◇中部天竜駅に到着した特急「伊那路」

◇佐久間レールパーク
入場料は140円(=入場券)又は同区間を通過できるきっぷを持っていればOK。

◇閉館までのカウントダウン

◇飯田線で活躍したED62
「飯田線ではED62が走っている」というイメージでいたのだが、この時既に現役引退から10年以上が過ぎていた。なお、佐久間レールパーク閉館後、多くの車両は「リニア・鉄道館」に移ったが、このED62は残念ながら移動せず解体となった。

◇左からモハ52、オヤ31、オハ35のはず
いずれも「リニア・鉄道館」に移ったということは貴重な車両という評価なのだろうが、私個人はなじみが無かったせいかあまりグッとこない。単に古いから、国鉄形だからというわけでなく、「小さな頃にあこがれた車両」というのが自分の評価基準なのだろう。

◇クヤ165
教習用車で、サハシ153(ビュフェ車)を改造したとのこと。在来線急行列車のビュフェは私が生まれる前に全廃されていたが、かろうじて新幹線のビュフェは通りがかったことがある(残念なことに食べずじまいだった)。

◇キハ181
トップナンバーのキハ181-1。山形にも「つばさ」としてゆかりのあるキハ181系だが、物心ついたときには主に山陰、四国で運用されていて、「遠くを走っている車両」という感覚。2009年時点ではJR西日本で最後の活躍中で、この2週間後に乗りに行くことになる。
中部天竜駅を離れてちょっとお散歩。

◇専用側線 天竜川橋梁
佐久間ダムの建設資材運搬のために建設された専用測線の軌道・道路併用橋(小野田滋:土木史研究講演集,37(2017)145より)。B型鉄橋とも言われているようだ。真ん中の2本線は、線路の名残か。

◇佐久間周波数変換所
中部天竜駅の対岸にあって、その名の通り50Hz~60Hzを変換して東西の電力を連携(融通)する施設。
散歩を終え再び中部天竜駅に入ろうとしたところで、見覚えのあるクルマが・・・。なんと、出張(研修)先の研究室でお世話になっているMさんも佐久間レールパークを訪れていたのだ。なんと、お仲間だったのね・・・。

◇臨時快速「佐久間レールパーク号」
名古屋→豊橋→中部天竜(1号)、中部天竜→豊橋(2号)で運転された臨時列車。1号に乗れば名古屋から安く直通できたのだが、寝ぼすけの私は先述のとおり特急「伊那路」を奮発したのであった。上の写真は、11:25頃、私が中部天竜に到着したときのもの。

◇中部天竜で発車を待つ「佐久間レールパーク2号」
昼下がりの飯田線をのんびりと揺られ、鉄道を満喫した土日が終了。次回に続く。