ＴＩセブジムとの契約を解約しました。

２年半程前・・・

セブ島にあるボクシングジムと・・・

フィリピンの弁護士を間に立てて正式に契約書を作成し、業務提携締結。

ジムの名前を「ＴＩセブボクシングジム」として、世界チャンピオンのベルトを一緒に追いかけてきました。
（つもりでした・・・）



国民性の違いと言う事は重々分かっていたつもりです・・・

しかし・・・

先人の教え「郷に入っては郷に従え」の精神でやってきました。



色々とありました・・・



最初に交わした契約内容は無視される事、変更される事、多々・・・

「郷に入っては郷に従え・・・」


「ジム、ボクサーの名前を変えたから試合が出来なくなった」と言うので、試合をフィリピンでプロモートしました。スポンサーが何社も協力してくれると言う話は、あくまで話だけで、興行はいつも大赤字・・・

「郷に入っては郷に従え」


「ボクシングはビジネスではなく、ギャンブルだ」と言う考え方・・・

「郷に入っては郷に従え」


しかし、そのかいあって・・・

１人のボクサーが、フィリピンランキング１位、東洋ランキング入りし・・・

フィリピンタイトルマッチの指名試合を控えて、その先に世界ランキング入りを見据えてた時・・・

日本から現役世界チャンプとの高額の金銭でのスパーリングパートナーの話が舞い込み、こちらに何の相談も無く、契約書にサインしたＴＩセブのスタッフ・・・
（高額と言っても日本では当たり前の金額で、フィリピン的にはと言う意味・・・）

「郷に入っては郷に従え」


そして・・・

東洋ランキングを狙う為に、高額のファイトマネーで日本から試合の申し込みがあり、これまた、こちらに何の相談も無く、契約書にサインしたＴＩセブのスタッフ・・・
（これまた高額と言っても日本では普通の金額なのですが、フィリピンの物価は日本に比べたら格段に安いので・・・）

「郷に入っても郷に従いきれませんよ・・・」

考え方が違いすぎる・・・

この人たちと一緒には、世界の頂を目指せないと判断し、契約を解約しました。



強がりでもなんでもなく・・・

セブのスタッフに対して怒りとかは全然ありません。

ものの考え方が違いすぎただけです。石橋を叩いて渡る性質と、その場の利益に飛びつく性質・・・どちらが良いかは分かりません。逆に羨ましくもあります。

日本では経験できない事を色々と経験できたので、勉強になったし、交友関係も広がり、セブのスタッフには感謝しています。



契約を解約したので「ほら見た事か・・・」

って思っている阿伽の他人が多々いるので、ワクワクもします・・・



全然、めげてもいません。


山の頂へのルートは何種類も有ると思っています。

今回のルートは下山して、違うルートを探して頂を目指すだけです。

今回のルートの選択はミスではなく、次のルート選択への経験になると思ってます。